ワーホリの部屋
ワーホリ8ケ月目リアルタイム・インタビュー
吉田さんの場合(その2)
最初にオーストラリアのどの都市につきましたか?
シドニーです。
どうしてシドニーを選んだのですか?
オーストラリアで一番の都会だからです。あまり田舎に行くと怠けてしまい、社会復帰が難しいと思われましたので。
最初の宿は出発前に手配しましたか? どのような方法で?
APLaCのホームページのお勧めの宿の中から探し、電話で予約しました(キングスクロスのポッツイン)。
空港からどうやってシティに行きましたか? 誰かに空港出迎えを依頼しましたか?
最初の宿までタクシーで行きました。
語学学校には行きましたか? どの学校にどのくらいの期間?
Cityにある学校(Bridge Business College)へ3ヶ月ほど行きました。
General English クラスは全部で5クラスで、1クラスの生徒の数は、多い時で12人、少ない時は6人ほどでした。韓国人が一番多く、3-4割ほど、次に多いのが日本人で3割弱ほど、あとはタイ、インドネシア、台湾、などで、ヨーロッパからはスロバキア人が少しいるくらいです。
年齢的には20から25歳までの人が多いと思います。
人が多すぎないのでみんなと仲良くなれ、やる気のある人が多く、先生もフレンドリーで、とてもいい学校でした。設備においても、パソコンがたくさんあり、インターネットも使い放題で、ジムもあって体も鍛えられ、また国際Faxも自由に使えましたので満足でした。
どうして学校に行こうと思ったのですか?
Speakingを練習するためには、必要かと思われましたので。
語学学校はワーホリ生活の中で、どのような役割でしたか?
英語を話す場を与えてもらい、日常会話を勉強できました。
渡航前の英語力はどの程度でしたか?不安を感じましたか?
TOEFLを受けたところ510点でした。仕事で英語を使っていたこともあり、それほど不安はありませんでした。
ラジオの天気予報は聞き取れましたか?
ラジオを聞き始めてから1ヶ月ほどで、地名と気象用語がわかりましたので、それ以後は聞き取れるようになりました。
英語できなくて大恥かいた話はありますか?
恥をかくというより、相手が何を言っているかわからず戸惑うことはよくありました。例えば、食事に行って「Have here?」と聞かれた時、こんなことばが返ってくるとは思っていませんでしたので、理解するのに時間がかかりました。
ワーホリ期間中に英語力は伸びたと思いますか? また、伸ばすためにどのような努力をしましたか?
伸びたと思います。主に日本から持ってきた教材をもとに、日常会話中心に勉強しました。あと、語学学校での実践も、表現を自分のものとするのに役に立ちました。
余談ですけど、私、日本では教材ばっか買ってちっとも勉強しないクセに「教材なんて役立たないじゃん」とバカにしていたのですが、こっち来てしばらくしてある程度英語が出来るようになってから、日本で買ってきた教材読み直して「ほ お〜、これ役立つじゃん」とか認識改めたものが結構あります。どうも教材というのは、ある程度の英語力がないと使えないのかな?と思ったりしました。
確かにその通りだと思います。難しいのが多いですもんね。
吉田さんのオススメ教材ってどんなのですか? よかったら紹介してください。
オススメは発音の教材です。長野智子がナレーションしてるやつなんですが(いま友達に貸してまして、名前は不明です)、それで発音を勉強してからは、自分の発音に自信が持てるようになり、英語を話してる時の「この発音あってるのかなあ」っていう不安が少なくなり、話すこと自体にも自信が持てるようになりました。相手の言ってることが分からない時、堂々と「sorry?」と聞き返せるようになったのも、発音に自信が持てるようになったおかげです。「Sorry?」と聞き返すと、「あ、ごめん」みたいな感じできちんと言い直してくれたりして、意外とオージーもいい加減に喋ってるんだなあということが分かりました。
ワーホリ生活の中で、英語力はどれくらい必要でしょうか?
何をするかによりますが、日々の生活だけでしたらそんなに必要ないような気がします。
シェア(共同生活)しましたか?
はい。
シェアはどうやって探しましたか?
新聞で探しました。
どこ(街、エリア)で暮しましたか?
Ashfieldで4ヶ月、中国人の女性オーナーと日本人とオーストラリア人と暮らしました。
シェア生活に関して、なにかトラブルはありませんでしたか?
たくさんありました。オーナーとは、家を間借りする事に対する考え方の違いなどでよく喧嘩しました。
ここ、もう少し詳しく聞きたいです。どんな問題について、お互いどういう点で考え方が合わなかったのでしょうか?
この問題についてこういう風に意見が合わなかった、ってはっきり言えるものではなかったんですが、シェアに対する考え方が違って意見が対立したんだと思います。
感じたのは、ハウスシェアというのは、お金を払っているからといって住む権利があるのではなく、住まわしてもらってるっていうスタンスである、ということでした。
僕は英語の独学が目的でしたから、わりと部屋にこもって勉強していて、リビングなどでオーナーに会ってもニコリともせずにいたんですが、そのことがオーナーの気に触ったようです。オーナーにしてみると、同じ屋根の下で暮らしている者同士、気持ちよく暮らしたいし、仲良くやりたいと思っていたんでしょう。でも、オーナーも自分の不満をうまく表現できなかったようで、根本的な人間関係の問題を指摘するのではなく、日常の細かいことにケチをつけてくるので、「やるべきことはちゃんとやっているのに、なに文句ばっかり言うんだろう」ってこっちも腹たつじゃないですか。で、よく口論してました。
他のシェアメイトはそのオーナーと同じようにケンカしてましたか?
オーナーは中国人女性でしたが、最初に一緒に住んでたオージー男性もよく喧嘩をしてました。最後にはオーナーに「私はあなたが嫌い」って言う理由で出て行かされてました。「嫌いって理由で出て行かされるなんて!」ということでびっくりしました。
もう少し詳しく言いますと、彼は日本人の彼女と一緒に住んでいたんですが、彼女が先に帰国してしまい、その次の日には退去命令(手紙)を貰ってたように記憶してます。
今ではオーナーのスタンスもよく分かるんですけどね。
シェアしてよかった/悪かったと思うことは何ですか?
よかったことは、他の国の人と暮らすことにより、外国人は得体の知れない何考えてるかわからない人ではなく、同じ人間として理解できるようになったことです。
暮らしている時はたくさんの不満がありましたが、今となってみると、悪かったと思えることはありません。
それは吉田さんが相手を同じ人として付き合ったからだと思います。なかには最後まで「外国人は得体の知れない何考えてるかわからない人」で終わってしまう人もいると思います。どういう付き合いをしたら、相手を同じ人として受け入れられるようになると思いますか?
当たり前のようですが、意思疎通を図って、相手を理解しようとすることだと思います。また、日常英語を話せるようになることもコツのひとつだと思います。
シェア生活のなかで、「な〜んだ、こいつも同じ人間じゃん」と思った瞬間とか、エピソードとかあれば、教えて下さい。
オーナーが仕事や彼氏との悩みを話してくれた時、「この人も日本人と同じような悩みを持ってるんだなあ」と感じました。それらに対して理解を示すことから、彼女への付き合い方がわかったような気がしました。
結局ですね、僕も「ガイジンだから」という壁を無意識に作ってたんだと思うんですよ。文化も環境も人種も違うんだから、よく分かんないし分かるもんでもないだろう。だから、波風立てないためには、言われたこととか取り決めに添ってやってりゃいいんだろうという。そういった態度というのは、時として非人間的だったりするわけですよ。極端にいえば「人としての付き合い」をシャットアウトしてるように受取られかねないわけです。それでオーナーさんはカチンときたんだと思うんですよ。
でも、その種の不満というのはすごい抽象的だから、カチンときてる方も「ここが悪い」と指摘しにくいでしょう?だもんで文句言いやすいような、些細な問題のところでその分もバーっと出ちゃうんじゃないでしょうか。で、言われる方としては「そんな細かいことで何で怒るんだ」みたいに反発しちゃうし。
なるほど。でも、こうして考えると、それが分かっただけでも吉田さんが最初「ワーホリにいこう」と思った目的は半分以上達成されたようなものじゃないですか?だって、そもそも「海外」「外人」というのは違うものなんだという前提があったからこそ、だから言葉をはじめ学ばなきゃという流れになるわけですよね?でも最初から「同じじゃん」って思えたら、前提がガラっと変わるから話も変わってきますよね。
ああ、まさにそうです。だから〜、こっちに来る前は「英語が出来るようになって」→「仕事が出来るようになる」みたいな発想だったんですけど、でも違和感なく人間として付き合えるようになれば、基本的にそれでいいんですよね。もちろん仕事上の技術としての英語は必要ですけど、英語が巧くなったからといって付き合えるとか取引が上手くいくとは限らないのですよね。「違うんだ」と思ってるか、「同じなんだ」と思えるか、その差は非常に大きいと思います。
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