2010/04/25

錦織さんの3週間体験談 (Part 2)



<5日目:学校初日!>



学校初日。今日はクラス分けのテストが朝からあるらしく、やや緊張。
7時半に家を出たのだけれど、よく考えたらバスでボンダイビーチからシティに行くのが初めてで、降りる場所を間違えてしまった・・・。気を取り直して地図を片手に学校探し!学校の場所は、初日に田村さんと一緒に来ているので何となくわかるけど、道を聞きながらトライ!

本当に地図があってよかった〜。地図万歳!大体場所がわかったので朝食のサンドイッチを購入。
サンドイッチの売店のオバサンに思い切って話しかけてみた!

「実は、先週の金曜にオーストラリアに着いたばかりなんですよ〜。」
「あら〜、そう。オーストラリアはどう?いい国でしょう?どれぐらい滞在するの?」
「ええ、とってもいい国ですね。3週間だけでの滞在なんです〜。」
「あら、じゃあ観光?休暇できたのね?」
「そうですね。短いですが楽しみます!」
「ええ、良い旅を!」

こんな簡単な会話なのにすっごく嬉しかった。ただ単にサンドイッチを注文するだけじゃなくて、こうして会話できたら、毎日が新鮮で楽しいだろうな!と実感。



学校では席が隣になったインドネシア人のEviと仲良くなった。彼女は最初20歳だと思っていたら、私の聞き間違いで30歳だった〜。ぱっと見16歳ぐらいに見えたからビックリ!お姉さんがオーストラリアにもう大分長く住んでいるので、自分も英語を勉強するために引越してきたらしい。3週間しかないので色々な場所に行きたいと考えていることを話して、是非近いうち一緒にどこかへ行こうよ!と行ったら、お姉さんがシティは危ないから出歩いたらダメって言っているらしく、、、。シティって危ないの?と疑問に思いつつもEviとのデートは断念。クラスはレベル1〜6までの中のレベル4。3週間しかなので積極的に参加していきたい!と意気込み充分。
午後は、時間があったので、マレーシア料理のナシゴレンと焼き鳥のココナッツ風味を食べて、


サーキュラーキーとオペラハウスへ。
一人で街歩きするのが、ほんっとに楽しい!!!!!!!
シェア探しで土地勘もついたのでスイスイどこか行けるし、迷ったらすぐ人に聞く!!
人に聞いて会話が出来るし友達になっちゃったりもする!!う〜ん、楽しい!!旅の醍醐味!!


↑オペラハウスとハーバーブリッジ(ノースシドニーとシティをつなぐ大事な橋)



オペラハウスの近くでぼんやりしていたら、ここ数日の疲れがどっと出てきてこの日は早めに帰宅。
夜、マヤとガルが私がタイ料理を食べたいと言ってくれていたのを思い出してくれたみたいで、仕事の後に誘ってくれたけど、私はあまりに疲れていて行けなかった。今思うと残念・・・。
オーストラリアに来て初めて、ゆっくり眠れた夜だったな〜。


<6日目:オーストラリアに居るということ>



朝10時〜授業開始のタイムテーブルなので、授業の前に毎日どこかに行くことにしようと決めました。
大体以下のタイムテーブルで平日は過ごしていたかな〜。元気があれば朝どこかに行く感じでした。


7:30 起床、昼のサンドイッチを作ったり、顔を洗ったり
8:15 出発、どこに行くかはその日次第!
9:15 シティへ向けて出発!大体バスだと40分。電車だと20分くらい。
10:00 授業開始。少し早めに着いてメールの返信をこの時間にしてたよ!
    10時〜の授業はセルフアクセスと言って自由に取って大丈夫なクラス!
    だから色々な先生の授業を楽しむことができて面白かった。
11:05 午前の授業開始。
13:05 昼ごはん
14:10 午後の授業開始。
16:10 授業終了。もう冬だったのでこの時間で既に薄暗かったな〜。


この日は、歩いてボンダイビーチへ。朝ごはんにカフェに入ったけど野菜を切らしているらしくハンバーガーしかなかった!
ガビーンと思いながらもパイナップルジュースを飲んでゴキゲン!

パイナップルジュース!
海の見えるカフェで朝ごはん
ビーチを眺めながらかなりリッチな気分に(笑)
食べきれるかな・・・・
余裕でした・・・でも流石にもたれる〜


授業の前のセルフアクセスはライティングの授業。「行ってみたい国は?」について30分ぐらいで書いて先生にチェックしてもらう。自習みたいで少しつまらなかったな〜。次回は別の授業を取ろう!

そして。。。昼ごはんの時間に。
話の流れで日本人ばかりの子と一緒にご飯を食べることに。日本語の嵐で、しかも他の国の人の悪口みたいなこと言ってるし・・・・ちょっと嫌になってしまった!他の国の人といるのに日本語喋るのはルール違反というだけではなく、言葉が分らないからといって目の前で堂々と悪口を言うという神経についていけず、テンションがた落ち。サクッと席を立ち外へ。

明日は、他の子に話しかけて違う国の子とご飯を食べようと決心

午後は大型スーパーを発見し買出しへ。日本の調味料も発見!パン・チーズ・牛乳・ハム・レタス等サンドイッチを作る材料を確保。お米が恋しくて毎日どうやってお米を食べようか迷っていましたな〜この頃。だって、ライスクッカー(炊飯器)が家にないんだもん〜!鍋で毎日炊くのも大変だし。
但し毎日パンばかり食べていると食欲がなくなってくるのね。。。
写真の中の私が段々痩せていくのでお楽しみに〜(笑)。

 

<7日目:最初の一歩!>



昨日の反省を生かして、昼ご飯は午前中セルフアクセスの「歌のクラス」で一緒になったJuriに話しかけることにした。Juriは日本人。だ・け・ど、日本人同士でつるむ様子は全然なく、彼女の周りにはいつも多国籍な友達がワラワラしていた。最初は日系のブラジル人かと思ったけど。そんなことない!生粋の日本人!!沢山勉強している彼女を見て羨ましくもあり、とっても尊敬しました。


で、なんと色々な共通点が話をしていて発覚。
→田村さんにお世話になっているAPLaC出身者。シェア探し奮闘を分かち合う。
→同じ26歳でここに来る前は某大手IT企画会社のクリエイターをやっていたという!なんと・・・前職は競合同士だったということ!世界は狭いな〜。

Juriは3月3日〜オーストラリアに来ていて既に友達も多く色々な経験をしていた。
「3週間しかない私にお勧めの場所があれば教えて欲しい!」
と申し出たところ「観光地」ではない穴場スポットを色々教えてもらえた!

何ていうのだろう・・・JuriからはOUT-GOINGな空気を感じた。本当に素敵だったな。
Juriのいいところはどんどん真似をしようと思って質問攻め。
話しながら「社会に出て自分のお金で、自分の利益をしっかり見据えられるようになってからここへ来て良かった」と、改めて実感。このタイミングで海外に来ることを許してくれた、彼氏にも感謝。


さてさて、話は戻って朝の歌のクラスがすごく楽しかったので、今後の授業に参考にしたい。
@〜Dまでのアクティビティに分けて説明しま〜す!生徒になった気分で読んでみてね♪


題材「スタンドバイミー」(歌:Ben.E. King) /担当教師:ニッキー

@2名のペアでAとBに分かれて、まずAの人から少し離れた場所に掲示してある歌詞の一部を暗記して口頭でBの人に伝える。Bの人はそれを書き取る。大体4行ぐらい歌詞があるので何度か往復する。そんなに歌詞の量は多くしないのがポイント!チョコチョコ走りながら歌詞を見に行く作業と、発音が伝わりにくいと何度も繰り返すから、なんだか笑えてきちゃう!Aの人が終ったらBの人の番。大体みんなが終ったら答え合わせをする。

A次は、歌詞が一行ずつバラバラになっている紙が配布されるので、歌を聴きながら正しい順番に並べ替える作業をAとBで協力して行う。しか〜し、これは結構難しいので、まず、唄いだしのスペルをアルファベット順に並べる。唄いだしがA〜Zまでの順番に出来ていると聞き取りながら正しい順番に並べるのが簡単なのだ。3〜4回歌をリピートして流す。ダッダ〜♪ダダ・ダッダ〜♪ダダダッダ〜♪ダ〜ダッダ〜♪ When the night has come and the land is dark〜
 
B次はお馴染みの穴埋め問題
曲を聴きながらAとBでそれぞれ違う箇所が空欄になっている用紙に聞き取りしながら記入。全部終った後に、AとBでお互いの答えを確認しあう。さっきも言ったけど、この確認作業が面白い!生徒が多国籍なので発音が、フランスとかロシアの子は「ボソボソ」話すし、ラテン系の子は「え?それスペインゴ?」みたいな発音だし。それでもお互い諦めず何度も発音して確認し合う!

C全員で立って唄う
ただ立つのではなく、円になって唄うことがポイント。「この曲って座って唄う曲じゃないわよね!皆どうやって歌いたい?」と言うニッキーの問いに立って円になることに♪参加型授業っていいよね。

Dニッキーが歌の意味を説明する。歌はメロディや歌詞の意味を知ることでグンと自分に近い存在になるものよ、って話してくれた。アクセントのつける位置で歌の意味も変わってしまうことを知りました。



学校の後は、昼ごはんに聞いたJuriお勧めのフェリー乗り場へ。夕方になると、結構フェリーが終っているので要注意だけど、かなり夕暮れ時のきれいな時間に、通勤帰りの皆様と一緒に乗れたので、オペラハウスやハーバーブリッジなどの観光スポットをフェリーに乗りながらゆっくり見られた。このルートもレッドチケットって言うウィークリーパスポートで乗り放題なのでお得だね!


シティを背にして約40分のフェリーの旅に出発〜!

お気に入りのハーバーブリッジの真横を通過中〜!
夕暮れ時になってきてオペラハウスもハーバーブリッジも綺麗〜!

この空が日本と繋がっていて毎日変わらずここにあると思うと安心する

すっかりシティが夜の街に。いや〜、本当にいいね〜シドニー


<8日目:初めてのBAR!>



今日で滞在一週間が経った?!え〜!早いっ! 残すところ2週間かぁ。でも、このとき、
「あと2週間しかない!って思うんじゃなくて、まだ2週間ある!って思うだけで楽しみ方も変わってくるよ!」とお母さんから励ましのメールが。。。 お母さん〜!!千絵、頑張ってます!!

そして今朝は、Juriからお勧めで聞いた「Watsons Bay」と言うシティの東側にある絶景ポイントへ。
英語で紹介 →http://en.wikipedia.org/wiki/Watsons_Bay,_New_South_Wales
日本語で紹介 →http://www.yokoso-sydney.com/midokoro/watsonsbay.shtml
早起きして向かったのだけど、ちょうどいいバスがなくてボンダイビーチの海岸沿いを散歩しながら時間を潰して、いざ出発!


しか〜し、知らない場所に行くワクワク感で意気揚々と向かっていたその瞬間!バスが途中で止まってしまった・・・チ〜ン。なぜなぜ??なんでなの〜!!ここ、どこよ〜!!
バスの運転手さんに聞いたところ「このバスは途中で止まるやつだから、別のバスを捕まえて!」と言われてしまった。。。ワトソンズベイにいく場合、何番のバスに乗ればいいか、そのバスはどこから出てるか聞いてみたものの、全然知らない土地だから・・・分からん。でも言ってくれてることは理解できた。あわわ。

「ここで楽しまなきゃ損よ〜!!」と田村さんの声が聴こえてきた気がしたので・・・、
取りあえず気を取り直して「I have a map〜〜〜!」と心で叫びながら目的地まで向かうことに。
結構な距離なので汗だくになって歩いていると、それらしきバスとすれ違う・・・!あ、、待って〜っと思ったら、目の前で行ってしまった!く〜く〜悔しい。


ひたすら歩き続けていたら、かなりの絶景ポイントに何度か巡り会い、

バスを途中で降ろされてしまったからこそ見れた景色に乾杯!と思いひたすら歩く。

歩く・・・歩く・・・・歩く・・・・汗だくになって朝っぱらから歩く歩く歩く!!!!


海だ!港も見えたぞ〜!!

もうこの辺りから大分テンションがあがって半そでにコートは腰巻。メガネかけて地図片手にはしゃぐ私。

かなりのハイスピードで歩いたので、なんとバスを降ろされてから30分くらいで目的地に着いた!




後にこの話を地元の方にしたら1時間かけてゆっくり回るコースだったらしい!脚力が確実にUPしてる!

ワトソンズベイ自体がすご〜く広いことを知り今日ゆっくり回ったら確実に授業に間なわなくなるのでこの入り口付近だけ見て、わずか5分の滞在でフェリー乗り場へ。

しか〜し、またもやここで予期していないアクシデントが!!

なんとシティまで連れて行ってくれるフェリーが10時半まで無いのだ!と言うことは・・・11時からの午前の授業に間に合わない!!ガビーン。。。入学早々遅刻は嫌よ〜!
どうしよう〜と思ってウロウロしていたところ、その辺りを散歩中のおじいちゃん発見!

「すみませ〜ん・・・シティに戻りたいのだけどフェリー乗り場に確認したら10時半まで次のがないの。でも11時からシティで学校が始まるから、困っていて・・・あわわ。」

と、事情を話したところ、もう一度フェリーの時刻表を一緒に確認してみよう!と一緒に再度乗り場へ。やはりフェリーは10時半まで無いので、他に方法がないか近くの売店の人に聞いてくれることに。売店はまだ閉まっていたにも関わらず、掃除中のお兄ちゃんに聞いてくれたのよ。そしたら掃除中のお兄ちゃんも超親切で。シティ行きのバスがすぐそこから出ているからバス乗り場に行くといいよ!って。キラ〜ン!その笑顔、素敵!

いや〜、みんな本当、めっちゃ親切やわ。
「Have a good day!」ってオーストラリアなまりの英語で二人に見送ってもらいバス停までダッシュ!
このとき既に10時を回っていたのでダッシュ・ダッシュ・ダッシュ〜!!

結果なんとかギリギリ11時の授業開始に間に合ったけど、セルフアクセスは出れなかったな〜、残念。でも素敵な景色と朝から親切な方に助けられて心はホカホカでした。

授業も無事に終えて夜は「ルーフバー」と言う語学学校のクラスメイトが皆よく行くと言うバーへ。
どうして木曜日に行くかと言うと、むこうには「ハッピーアワー」と言って毎週木曜の夕方5時〜7時の間、ビール1杯3ドルと言うサービス時間があるようで。日本でもよく18時までに来店の方はビール1杯サービスとかやってる感じと同じかな?!と思いながら、行ってみることに。

しか〜し、私としたことが・・・パスポートを忘れてしまって一度家に帰り再度シティへ。そう、日本と違ってこちらでは「パブ・バー・カジノ」みたいにお酒を扱う場所や未成年禁止の場所は必ずパスポートが必要なのです。


一度家に帰る途中に見た家の近くの夕日が綺麗だったのでシャッターチャンス!
一番右の白い壁のお家が私がお世話になっていたお家です。いい場所でしょ〜!へへん。



シティに到着したのが7時前!ハッピーアワー終了寸前でかけつけ1杯飲めた!プハ〜!うまい!
オーストラリアは食文化が多彩で、特にシティは住んでいる人が多国籍なので色々な国の食事やビールが楽しめる!アサヒもあったな〜。特にVB(ヴィービー)、TOOHEYS NEW(トゥーイーズニュー)って銘柄のビールが有名でどこのバーに行ってもあったの。
両方とも飲みやすくて麦の味がしました。
こちらのサイトが日本語で分かりやすくビールの解説をしてくれています↓
http://www.magosido.com/tips/beer/index.htm

で、バーには一人で行ったから知らない人に声かけて友達になろう作戦を実行!
迷っている・悩んでいる暇はない!だって3週間の滞在だもの〜!と勇気を出してGO!

すぐに日本の漫画大好きなブラジル人の夫婦と仲良くなったよ!旦那さんが日本語が話せて面白かった!

私の左横で大きな口を開けているのが奥様で私の後ろにいるのが旦那様。

後半はフランス人のYugoと言う方と仲良くなり色々な話をしたよ。まじで超イケメン(→古い?)だったので酔ってなかったら声かけられなかったかも(笑)。
実は彼、語学学校に居たカウンセラーの先生の従兄弟だったみたいで、今日は先生と一緒にバーに始めてきたらしい。今はボンダイに住んでいるのでご近所さん。ちょっと前まで彼女とオーストラリアを転々と回っていたので、そのときもオモシロ話が楽しかったな〜。他には、

(Chie)「英語どうやって勉強したの〜?」
(Yugo)「彼女がイギリス人だったから、それで自然に勉強したよ〜」

(Chie)「好きな異性のタイプは?」
(Yugo)「笑顔が素敵な人かな〜」

(Yugo)「西洋人・東洋人どっちが好き?」
(Chie)「特にどっちと言うしばりはないよ!人によるかな〜」

今、考えるとアホな質問ばっかりしてたけど、私のつたない英語も一生懸命聞いてくれたので楽しい時間が過ごせました。今は彼女と別れてコールセンターで働いているらしく昼夜逆転の生活なのでもっといい仕事がしたい!と言っていたよ。でも世界恐慌が終るまでは色んなところ旅しながら生活しようと思ってるって言ってたね。年齢は聞かなかったけど、25歳前後かな〜。
最後のほうは、横で飲んでいたフランス人の若者たちが悪酔いしていて、ヒドイ英語で私を罵倒したあげくに、いきなり私の身体を担ぎ上げてきたのでビックリ!意味不明!
でも、Yugoがサッと立ち上がって助けてくれたので事なきを得ましたが・・・。
若者こわいよ〜。

21時半にバーを後にして、バスでボンダイへ。
ずっと立ちっぱなしだったのと、朝のウォーキングで疲れが出てすぐに就寝。
よく歩いた一日でした。


<9日目:何か大事なことを掴み始めている!>



花金、と言うのは日本だけではないらしい〜♪(笑)。早々に街が活気づいて「早く飲みに行こう〜」と言う感じ。こちらの方々、基本的にお酒が強いのだと思う。昼真っから普通にワインとかガブガブ飲んでるし!

朝は、初めて電車でボンダイジャンクションからシティへ行ってみたら、降りる駅を間違えてセントラルという駅で下車。ここは日本で言う東京駅みたいな場所ですごくややこしい。

バスを捕まえるため、誰かに道を聞こう!と思い、路面店の店頭で窓を拭いていた窓拭きのお兄さんにアタ〜ック!きゃ〜、しかもカッコイイ!(ミーハーですみません。)この彼が、すごく良い人で窓拭きの作業の手を止めて細か〜くセントラルについて教えてくれた。朝からとっても嬉しくなった〜。


学校では昼休み、初めてSang-hyunとハイドパークに野外ランチへ。
ここはシティのど真ん中にある公園で教会がある♪
「なんじゃこりゃ〜!」と思ったら、大きなチェス。空いていたら自由に使ってOKらしい。デカイ!
右のほうで腕を組んでいる後姿がSang-hyun君。


Sang-hyunは、気の優しい韓国人の男の子28歳。こっちに来て7ヶ月が経つ。
「JuriやChieを見ていると、なかなかアクティブになれず、今日まで過ごしてきてしまったことを後悔しるよ」と言っていた。ルームメイトは全て韓国人で、どこか行くにも韓国人の友達と韓国語で・・・と言う日々だったらしい。7ヶ月もあれば他の都市にも行けただろうし、出来ることは沢山ある。
なんだか、「色々やってみたいけど勇気がない」ってとこが、オーストラリアに来る前の自分とオーバーラップして、熱く語りたくなったけど、まずは色々聞いてみたくなり質問攻め。質問に対して誠実に答えてくれた彼の言葉で一番印象に残ったのは、
「何をするために来た訳ではないけど、英語がうまくなりたくて来た」と。

そのとき「目的がはっきりしていないと留学している意味がない」と昔友人から聞いたことを思い出した。ただ英語を勉強したい、というだけなら確かに日本でも出来る。こっちだと毎日何もしなければ、下手したら1日英語を一言も話さないで暮らせることも出来る。でも、ここに居る限り、「目的」を持つことは大事だと思った。

週に1回は英語ができなくて恥ずかしい思いや怖い思いをする、でもいいし。
自分が考えていない、予想だにしていない場所へ飛び出すチャンスはいくらでも転がっているのだ。





学校の後、ポルトガル人の友人Gomesとダーリンハーバーへ。

ここで、7時半〜花火大会があると聞いて行ってみた。

ゴメスは34歳のポルトガル人のお兄さん。クラスメイトです。見た感じ年上のオーラがあったので、最初、私のほうからクラスで話しかけてみたことがきっかけで友達に。今日のお誘いももちろん私から。お互い知らない場所に行くのがスキということで意気投合し、どこかに出かければ必ず週末明けに報告し合っていた仲です。

ゴメスは、15年間働いていた仕事が世界恐慌をきっかけに傾いたので、それをきっかけにビックホリデイを使って世界を旅しているそうです。最初はケニアへ行き(妹さんがケニアに居るらしい)、その次にオーストラリア(パース→ケアンズ→シドニー)に来たらしくかなり行動力ある感じ。ケニアに居たころの写真は髭もじゃもじゃで、別人みたいだったけど私が出会ったときは既にこんな感じだったので、お兄ちゃん!って感じでした。


4月末〜7月末までのロングバケーション!楽しんで欲しいです〜。

私が日本に帰った2週間後に、今度はシドニーより北の方に行ってみると言っていた。いいな〜。
花火が始まるまでの間、珈琲を飲みながら、「仕事の話、ポルトガルの歴史の話、言語習得の話、ゴメスが辿ったケニア・オーストラリアの旅行の話」など色々会話が弾みました。同じレベルのクラスだったので、話しやすかったのと、ずーと英語で話し続けるのにお互い途中で疲れて、ポルトガル語と日本語講座もやったりしたよ。すごく貴重な時間でしたん。ゴメスとは仲良くなりこれからも何度か登場します♪

お目当ての花火も綺麗だったよ〜。
ジェットスキーに乗りながら花火を打ち上げてました・・・す、す、すごい荒業!


そして、この後、運命の出会い!!!が。

帰りのバス停にゴメスと向かっている途中。3名の韓国人女性に話しかけられました。そのうちの一人が英語が流暢で、彼女の名前はHyun Suk Kang (英語名はAmy)。31歳の韓国人女性でした。

韓国で英語の先生をしていたそうで、すごく活発な第一印象。3年前にワーホリでオーストラリアに1年滞在して、その後韓国で2年間英語教師を経て、永住権を取るためにオーストラリアに来たそうだ。ここに永住するつもりらしい。とっても興味が沸いた。

そのエイミーがハキハキとした英語で、英語の全く話せない2名の韓国人の友人と一緒に、シティからボンダイビーチへの行き方を聞いてきた。「あら、ボンダイビーチって言ったら私の自宅のある場所よ〜!一緒に行きましょう!」と私は言い、4人一緒にバスへ。ゴメスとはここでお別れ。

彼女達は昨日着いたばかりで、エイミーはシティには1年ほど住んでいたけどボンダイビーチへのバスが何番か分からなくて困っていたのだと言う。
「分かる!分かりますそれ!私も何十回も道に迷ったので!!もし良かったら私、地図も持っているので家まで送りましょうか?」と。

田村さんに、観光客に道を聞かれるようになったら一人前だぜ!って言われていたので、何だかすごく嬉しかったのと、私も日々道に迷うたびに地元のオージー(オーストラリア人の略)に助けられていたので「今度は私の番ね!」って責任感が沸いてきて、一緒に家まで行くことに。

とは言え、私の住んでいた家とは少し離れた地域だったので4人で何度も迷ったんだけど(笑)。
でも、夜中に4人で道に迷ってるのが面白くて、皆疲れているようだったから途中で、私が大きな声で

「Look at the sky〜〜〜〜!!」

って言って空を指差したらみんな「Wow!!」って大歓声!そこには満天の星空!われながらなんて臭い演出!でも海外に居ると、臭い演出がちょうどいいのさ!星空を眺めて、どんなに疲れていても「地図」があって「人に聞けば」大丈夫!素敵な景色を楽しみながら行こうぜ!って言ったら3人とも喜んでくれた。
月明かりに伸びる4人の影を見ながら「スタンドバイミーみたいだね〜」と歌って話して笑った。2人は英語が分からなかったのですごくゆっくり話して地図の見方や標識の見方を教えてあげた。

無事に彼女達の家に着いたのはバス停で会ってから2時間後だった〜!いくらなんでも時間かかり過ぎちゃったね〜!!でも、帰りは別の道を発見して15分でバス停まで行けた!エイミーがバス停まで送ってくれたのだけど、本当に喜んでくれて、
「あなたみたいな人、初めてよ。私も道に迷った人がいたら、助けてあげるようにする!友達になってください!」と感謝してくれた。とっても爽やかでいい出会いだったな〜。

私はこっちに着いてから、本当にいつも誰かが助けてくれた。それが嬉しくて今度は私が助けてあげた。ただそれだけだったけど、とっても喜んでくれた。
疲れているはずなのに、夜空を見上げたら星が降ってきそうで幸せだった。それを一緒に見てくれる友達が出来た。しかも日本人ではない。
言葉は充分に通じないかもしれないけれど、同じ空間を同じ気持ちで共有することで通じ合えた気がした。

言葉は気持ちを伝える20%でしかなくて、残りの80%が、身振り、手振り、表情、態度であるという田村さんの言葉を思い出した。本当にその通りの出来事だったな!

そして、ついさっきも電話があり、明日一緒にどこかに行く約束をした。
一緒に、ワトソンズベイに行きたいな。



何か、大事なことを掴み始めている気がする。
今がすごく大事なとき。
この時を乗り越えれば、必ず話せるようになる。
話せるようになるだけでなく、なぜ英語を勉強するのか?と言うことのカケラを見つけられるような気がする。
ほんのカケラだけかもしれないけど、それが、カケラしか見つけられないということが分かっただけでも大きな発見。
Thank you だけじゃない、別の感謝の伝え方があることや、
自分のこと、他人のこと、何でももっと話せるようになりたい。
Amyに英語を教えてもらえるのなら是非トライしたい。

世界が近くなってきている。
世界中に行ける気がした。



 Part3につづく→

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