ワーホリ実戦講座 地図編
2010年03月11日更新



4.サバイバル基礎力養成講座 あしたのために(その2) 正しい地図をゲットせよ





5.「正しい地図」を入手せよ


STEP 01 : 「正しい地図」とはなにか


 あなたが典型的な日本人観光客としてパックツアーでシドニーを訪れたのであれば、焦って地図など買わなくても良いです。おそらくはシティ内しか歩かないでしょうし、シティの地図だったらどんなガイドブックにも載ってますし、空港その他で手に入る無料パンフの地図で事足ります。

 しかし、長期間シドニーに住むあなたは、もはや観光客/ツアリストではなく、住民 or 地元民になります。地元民に相応しい行動半径と土地鑑を持たねばやっていけません。東京に何ヶ月も住んでいながら、「上野ってなに?それ人の名前?」なんていってる住民はいません。同じように、シドニーの各土地、CityやBondi Beachだけではなく、Nuetral Bay, New Town, Coogee, Glebe, Ashfield, Chatswoodあたりは必須、さらに行ったことなくても、Bankstown, Parramatta, Liverpool,Hornsbyが何処にあるのかくらいは知っておくべきでしょう。東京に住むんだったら、千葉と横浜の位置関係くらいちゃんと知っておけというのと同じです。

 そうなると東京駅周辺や丸の内界隈しか載っていない地図では全然足りません。東京を中心とした通勤圏内をカバーしている地図が必要でしょう。
 また、区分地図だと全体の位置感覚が把握できません。一覧で全てのエリアの位置関係がわかる地図が必要です。
 さらに、シェア探しなどをする場合、すべてのストリートの名前が記されている地図が絶対必要です。
 なぜ「絶対」なのかというと、ストリートの名前がわからなければシェア先に辿り着けないからです。

 こちらの住所システムは、「建物番号+ストリートの名前+サバーブ(町)の名前+州(+郵便番号)」という構成になっています。
 例えばNSW州にある、Chatswoodというサバーブの、Vitcotria Aveというストリートの、123番目の建物だったら、"123 Victria Ave, Chatwood, NSW"という住所表示なります。「住所さえわかれば必ず辿り着けるシステム」になってるわけです。そして、シェア先に電話して行き方を聞くときも、普通は住所しか言ってくれないです。住所がわかればそれでいけるのですから。そうなると、ストリートの名前がちゃんと書かれている地図は絶対必須になります。なぜならそのストリートがどこにあるのかわからなかったら、目的地に辿り着けないからです。


 以上を整理して「正しい地図」の条件を列挙すれば下記の通り。

 @シドニー全体が表示されている地図
 A区分地図ではなく、全体の位置関係が把握できる地図
 Bすべてのストリートが記載されている地図



STEP 02 : オススメの地図は?

   

 僕がオススメしているのは、上のGregory社のMAP216番"Subrbun Sydeny"という地図です。

 この地図が良いのは、ペラ一の地図でありながら、片面には半径50キロのシドニー全体図が、そして片面には半径10キロプラスアルファ(実践的にシェア探しの対象になりうるエリア)が網羅され、且つ全てのストリート名前が記載されていることです。

 上の画像をクリックすると拡大しますので、左の地図の右下に"MAP216"と地図番号が記されているのを確認してください。
 左の画像をクリックして、「ストリートの名前が記されている」というのはこういうことなのだと理解してください。

 この地図は、おおむね7ドル前後で売ってます(再販売価格制度がないので、書籍でも買う店によって値段はバラバラ)。
 これまで黄色い表紙でしたが、2008年11頃から上記の紺色の表紙にリニューアルし、適宜表紙の写真が変わっています。


STEP 03 : 対抗馬は?

 
 おなじペラ一の地図で対抗馬として挙げられるのは、UBD社が出している”Suburban Sydney"という地図があります。表紙が赤いやつです。これでもいいです。

 なぜイチオシにしなかったかというと、対象範囲がやや広い分、広げたときの地図がデカいのです。

 まあ、それほど大きな差ではないけど、バスに乗ってるときに広げて見るような場合、ぶわっと広げにくいサイズなじゃないかなと思うのですね。あと表紙が厚紙で堅牢なのはいいのですが、必要な個所だけ見るために折りたたんだりするときに微妙に邪魔のように思います。それと、多少お値段高めであるということ。

ですので、どちらかを選べといえば、Gregory社の地図の方がコンパクトで安目なのでいいかなと思う次第です。でも、Gregory社のものが見当たらず、これしかなかったらこれを買えばいいと思います。


 最も地元民的なStreet Directry/ストリート・ディレクトリという地図帳でしょう。

 地図としての詳細さ、わかりやすさはなんといっても優れていますし、ストリートの名前から場所を検索できる索引(Street Index)があるのが何よりも強みです。1年以上の長期にわたってシドニーに住む方、また自動車を運転する人には必須だろうと思われます。

 ただ、来たばかりのワーホリさんにとってはちょっとヘビーでしょう。地図帳なだけに分厚いですし、文字通り重いです。ヘタすればノートパソコンくらい重いのではなかろうか。こんなの持って歩いてたらヘバっちゃうし、値段も30−40ドルとグンと高いです。また、およそ行くことも無いだろうなと思われるようなエリアも膨大に載ってます。小さな判のものもありますが、その分区分が細かくなり全体把握に適さなくなるし、ペラ一の地図に比べればなお重いでしょう。



 現地の日本語コミュニティ新聞である日豪プレスが、MOVEという無料の小冊子を発刊しています。これも重宝します。
 日本で手に入るガイドブックの殆どは、日本にいる日本人が日本にいる日本人のために発刊してます。だから、ボケがあってもツッコミを入れる人がいない。極端な話、新宿と渋谷の位置関係が間違って印刷されているようなミスがあってもチェックする人がいないし、地元の交通機関に精通している人も少ない。しかし、MOVEは、現地にいる日本人が現地にいる日本人に出しているものです。現地にいる日本人は、誰でも一度くらいは間違ったバスに乗ってとんでもないところに連れて行かれて半泣きになったりしてるでしょうから、動くことの難しさ、大切さは骨身に染みているでしょう。ゆえにこの小冊子はミスが少なく、ツボを正確に突いていますので、オススメです。

 このMOVEにも地図がついています。日本人がよく出没するであろうエリアの地図が載っていますし、特にシティ内部の地図が良く出来ています。しかし、シドニー全体、10キロ範囲で見た場合でも虫食い状態で載ってないエリアが多い。また全体の位置関係を把握するには不向きだと思います。

 同じように、DOMOという小冊子もあります。DOMOは、その昔、「オーストラリア生活便利帳」といっていたのですが、DOMOと改称し、大きなサイズでやっていましたが、その後、JAMS-TVと一体化し、MOVEと同じサイズのモノになりました。内容的にもMOVEと殆ど同じです。

 どちらも公共交通機関の説明は良くできてますが、地図に関していえばシェア探しには不十分です。逆に言えば、これらの地図で足りてしまうようなシェア探しだったら「まだまだ」って気がしますね。シェア代が安い+遠くに見えて意外と便利という、おいしいエリアがすっぽり抜けてる。というか、これって基本的には広告誌であり、地図も広告クライアントの店の所在を示すためのものですから、そこまで願うのは身勝手というものでしょう。


STEP 04 : どこでゲットすればいいのか?


 GregoryのMAP216番は、意外と売ってなかったりします。218番とか211番とかはよくあるのですが(シティだけしか載ってないとか、全体図はあるけどストリートの名前が載ってないとか)、216番が無いというケースはよくあります。よって、手当たり次第に探して、あったら速攻で買っておかれるといいですよ。

 地図を売っているのは、もちろん本屋さんですし、あるいはNews Agentいう新聞雑誌を売ってる店(どこの町にも必ず一軒はある)にあります。本屋さんですが、Dymocksというチェーン店が一番大きいでしょうが、別にそこに限らずあったらゲットしておいてください。

 何処を探しても全然見当たらないと途方に暮れている人には、今までの経験で言うと、George St沿いのDymocks本店(QVBの北側の筋向かい、424 George St, King Stと Market Streetsの間)、そこになければGeorge Stを北に進むとMartin Placeのあたりにもう一軒Dymocksの支店があります。World SqのLGにも小さな支店があり、レジで言うとストックが出てくる場合もあります。Dymocksの各地域の支店の位置は、同HPのストア・ロケーターを見るといいです。
 また、タ ウンホールの交差点にある紀伊国屋さんにも置いてあったりします。

 今これを読んでいるあなたが日本にいるなら、とりあえず空港のニュースエージェントで探されるといいです。一括パックで空港にお出迎えに行き、はじめましてとお会いしてから、一番最初にやるのが、この地図を買うことです。

 ただし、どの店舗であれ、オーストラリアの通弊で品切れのときが多い。でもって、なっかなか補充しない。日本人的には信じられない流通状況なのですが、一回品切れになったら数ヶ月無いままってこともザラです。空港の店も、通年で3分の1くらいの期間は品切れだったりしますね。

 MOVEやDOMOは本屋さんには売ってません。そもそも無料だから売ってません。
 日本人が集まる場所に置いてあります。すなわち、日本食レストランや、日本食材店や、日系旅行代理店や、語学学校や、日系情報センターなどです。常にあるとは限らないし、いざ探すと無かったりするものですが、そのうち見つかるでしょう。うーん、無責任な言い方なんだけど(^_^)、そうとしかいいようがないです。まあ、なかったら絶対困るかというとそうでもないし、あったら重宝するくらいです。



※地図の表紙デザインは、結構変わります。また、MOVEの年に何回が新しいものが刊行され、その都度表紙のデザインが変わります。
 右の写真は2010年03月現在のものです。


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ワーホリ実戦講座 INDEX
1−1:Fact Sheet ワーホリとは何か? まずは客観的な事実から 
1−2:ワーキングホリデー・ビザの取得方法
2: Watershed(分水嶺)運命の分かれ道〜 あまりに高い言葉と文化の壁
3.早いうちに「やる気」を「経験」にエクスチェンジすること
4.サバイバル力養成実戦講座 あしたのために〜その1(バスを制覇せよ)
5.サバイバル力養成実戦講座 あしたのために〜その2(地図を入手せよ)
6.サバイバル力養成実戦講座 あしたのために〜その3(携帯電話を入手せよ)
7.シェアを探そう〜100%英語環境でのシェア探しがなぜ成功の第一関門になるのか?
※↑関連シドニーシェア探し入門を参照
8−1.仕事をしよう(その1) 仕事の効用 
8−2.仕事をしよう(その2) 仕事の探し方 日系〜ジャバレス編
8−3.仕事をしよう(その3) 仕事の探し方(2) 日系その他編、ローカル編
8−4.仕事をしよう(その4) 英文履歴書・実戦例
9−1.ラウンドのススメ(その1) 
9−2.ラウンドのススメ(その2) 
9−3.ラウンドのススメ(その3) 宿について
9−4.ラウンドのススメ(その4) 一人旅・車の旅


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