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2012年03月13日


M.Iさんの留学体験談



 半年間の留学生活は、ほんとにあっという間終わってしまった、というのが一番の印象です。
 最初にシドニーの空港に着いた時、本当に来たということがすごく不思議で、なんだかわからないまま物事がどんどん進んでいった感じでした。

渡豪の理由

 シドニーに行こうと思った理由は、仕事を辞めてから職業訓練に通っていたのですが、終わってからの進路を色々考えているうちに、海外に行ってみたいなという思いが出てきました。

 自分に海外での一人暮らしというものができるのか試してみたいというのと、英語がもっとできるようになれば仕事に関してだけでなく色々と世界が広がるだろうなと思ったからです。

 新しい仕事が始まったらまとまった休みを取るのが難しいだろうし、自分の年齢的にも半年も海外に行くなんていう好き勝手ができるのもこれが最後のチャンスなのではないかと思いました。

 両親には反対されるかな?と思ったのですが意外にも快く賛成してくれたし、2人の姉もすごく励ましてくれたので行くことを決めました。

 なぜか20代の頃は海外に留学とかワーホリということは考えませんでした。日本だけで十分って思ってたのですけどなぜか考えが変わったんですよね。

シェア

 シェア探しも、とにかく言われるがままにやってみたらできてしまったというのが実感です。もちろん英語で電話をかけるのはすごく大変でしたし、案の定大部分は相手の英語は聞き取れませんでした。実際に部屋を見に行くのも毎回必ず道に迷ってましたし、遅刻もしょっちゅうでした。でも思っていたよりは苦労しなかったというか、とにかく言葉が分からなくてもコンタクトをとってみれば結構何とかなると思いました。

 なかなか気に入るところが見つからず、10日ぐらい探しましたが結局以前APLaCにいた谷口さんが紹介してくれたStanmoreのシェアハウスに決めました。

 この「気に入る/入らない」の基準を言葉で表現するのは難しいのですが、部屋や家全体の感じとか、そこで会った人と一緒に暮らすと考えるとなんか気が向かないというか、感覚的にいいなと思えるところがなかったといったところでしょうか。

 谷口さん物件は、やはりそこに住んでいた人の紹介ということで悪い意味でのサプライズはないだろうという安心感がありましたし、オーナーさんも実際に会ってみて良い感じの人だったのが決め手でしょうが。細かな点でも、ボンドや最低滞在期間もなく、規則などもなくて自由でしたし、Stanmoreの駅から近かったので便利でしたし、夜遅くなっても危ない感じは無かったです。

 大きい家で10人以上住んでいました。日本人は私だけでしたが、他の住人もみんな若い女性だったので気楽に過ごせましたし、オーナーがすごく良い人でしたし特に困ることはありませんでした。一人部屋で週180ドルでしたが、居心地が良く、結局帰るまでずっとここに住んでいました。冷蔵庫が共有ではなく小さいのが各自1つづつあったのが便利でした。それでもたまに中の物が無くなったりしましたが・・・

学生ビザ取得→アルバイト

 アルバイトは一ヶ月後ぐらいから始めました。
 本当はもっと早く始めたかったのですが、観光ビザから学生ビザに切り替えるのに意外に時間がかかりました。visa grant numberが分からなくて移民局まで聞きに行ったり、健康診断を受けたりと手間がかかりましたが今ではいい経験になったと思います。

 今思えば、移民局がネットで表示している期間通り物事が進んでいたわけで、特に手間取ったわけでもないのですが、自分で勝手にもっと早く取れるものだと思っていたのと、早くバイトを決めたかったので余計に長く感じたのかもしれません。

 職場はStanmoreの駅から歩いて15分ぐらいのParramatta Roadにあるジャパニーズレストランでした。
 郊外のせいかスタッフは日本人はあまりいなく、キッチンの仕事でしたが英語を使う機会も結構ありました。オーナーが韓国人だったので、韓国人のスタッフが多かったです。週末に入ることが多く、さすがに金曜、土曜は忙しくて大変でした。でもスタッフはみんな良い人で楽しく仕事することができました。

 ネットで求人広告を見ていたらたまたまStanmoreの駅の近くで募集をしているジャパレスがあったので電話して面接のアポを取りました。担当の方は日本人でした。履歴書は日本語でも良いと言われましたが、田村さんに添削してもらって作った英語の履歴書がありましたのでそれを持って行きました。面接は何曜日に入れるかや週何回希望か、日本人ではないスタッフが多いのでキッチンでも英語を使う機会もあるけど大丈夫か聞かれました。

 時給は最初の5日が7ドルでそれ以後は11ドルと言われ、その通りもらっていました。ただ最後の日の分は多めに出してくれました。

 仕事の内容は洗い物と、サラダやデザートなど火を使わない簡単な料理をつくることでした。

 シフトは毎週バラバラで、週一日だけのこともあれば週5日入ったりもありましたが、最後の方はほぼ木金土の3回で入っていました。

 最初は、(前年10月下旬から始めて)1月中には辞めようかと思っていたのですが、人手が足りないのでもう少し続けられないかと頼まれて結局2月半ばの帰国直前までやっていました。

 そのせいかお金は少し余裕出来ました。海外キャッシュカード用に作った口座のお金がギリギリかなと思っていたのが最後は結構余ってました。家賃やCapoeiraのレッスン料など現金でしか払えないので足りるか心配だったので良かったです。

Capoeira(カポエラ)

 シドニーに来たのは、海外で生活してみたいということと、英語の勉強をしたいというのが理由ですが、もう一つ日本で習っているブラジルの伝統武術Capoeiraを海外のグループでレッスンを受けてみたいというのがありました。

 日本で始めたきっかけは、たまたま新聞でCapoeira教室の取材記事を見て興味をもったというのが理由です。
もっと詳しく説明すると、2番目の姉が高校の時に市の交換留学でブラジルに行ったことがあって、その時にお土産でCapoeiraで使うビリンバウという楽器を買ってきたんですね。当時は楽器という以外に何に使うのか、どうやって使うのか分からなくて(姉は使い方忘れたって言ってました)ずっと居間に飾ってあったのですが、その新聞記事でこれはCapoeiraで使う楽器だということを知って興味が湧きました。

 調べてみたところ当時働いていた職場の近くでやっている教室があったので見学にいったのですが、独特の動きがすごく面白いなと思ってやってみることにしました。実際やってみたらすごく難しかったんですけど、楽しかったのだと思います。それからずっと続けています。

 カポエラの楽しいところというのは、まず格闘技ではあるのですが基本的に当てないので老若男女関係なく一緒にできることが一つ。また、アクロバットやブレイクダンスのような派手な技もあるので、上手い人の動きは見ていてかっこいいし、自分もできるようになりたいなと憧れます。

 そして絶対に無理!と思うような技や動きでも地道に練習を続けているといつの間にかできるようになったりするので達成感があります。

 かなり筋力を使いますし、ハードなので疲れますがおもいっきり動くことがストレス解消になって爽快です。

 それに身体を動かすというスポーツ面だけではなく、楽器を演奏したり歌を歌ったりということもするので、格闘技・ダンス・アクロバット・音楽と色々な要素から成り立っているので面白いと思います。

   シドニーにあるCapoeiraグループを5つほど見学に行きました。
 どのグループも親切に迎えてくれて、先生もみんな凄そうでした。その中で1番気に入った「Capoeira Aruanda」というグループのレッスンに週3回通っていました。レッスンはもちろん英語でしたが、動きを見てまねをしていればいいので大丈夫でした。毎回楽しく練習することができましたし、運動不足・ストレス解消になりました。地元の人と交流する機会にもなって良かったと思います。

 日本で通っていたグループとシドニーで通っていたグループの違いとしては、練習のやり方や動きのスタイルはそんなに違う感じはしませんでした。ただシドニーのグループはゆるいというか時間は決まっているのですが、実際はある程度人が集まったら始まるとか終わる時間も日によってバラバラでした。レッスンは週3回で一回20ドル、月謝で120ドルだったので値段的には日本とそんなに変わらないと思います。

 先生はブラジル人でしたが、他にブラジル人は2人ぐらいであんまりいないみたいでした。

 いろんな国籍のひとがいて、子供の頃にオーストラリアに来てずっと住んでるという人や、留学生、ホリデーで来てるなど様々でした。アジア人はインドネシアやフィリピン、中国人がいました。健康のため・エクササイズのためというよりもCapoeiraが好きだから、上手くなりたいからやってるという人が多い印象を受けました。

 通常のレッスン以外に、生徒だけで集まって練習をしたり、他のチームのイベントを観に行ったり、Coogeeビーチで他支部や他チームメンバーと一緒にパフォーマンスをしたりもしました。インドネシア人の女の子とフィリピン人の男の子と仲良くなって、練習後一緒に帰ったり一緒に御飯を食べに行ったりして少しですがspeakingの練習もできました。

学校と生活全般について

 バイト、カポエラ、学校という三本柱の生活でしたが、正直学校だけだったら楽しくないというか、むしろ辛かったと思います。学校は、強制的に勉強するためと規則正しい生活をするためというペースメーカ機能で通っていたという感じです。

 最初の頃は、テキストも説明もすべて英語という授業に慣れるのは大変でした。期末テストはいつもできた気がしなかったのですが、なぜか結果は以外に良くて先生に褒められることも多かったです。ただ自分では上達してる気がしなくていつも達成感は無かったです。

 レベルはpreを1ターム、interを3タームやってupperまで上がりましたが、upperのクラスが気に入らなくてIELTSに変えました。Generalのクラスに飽きてきたのもあるかもしれません。ただ自分ではupperのレベルの英語力はまだ無いのではないかなという気がします。特にSpeakingは最後まで苦手だったので苦労しました。

 練習しないと上手くならないのは分かっているのですが、たまに英語を話すのがすごく嫌になったりモチベーションを保つのは大変でした。

 学校は基本的に座ってることが多くて頭を使うので、Capoeiraで体を動かして汗をかいたり、バイトで働くのは気分転換になるし、そこで知り合う人達も学校とはまた違った世界を感じられてそれもよかったです。それもあってか、クラスメートよりもCapoeiraやバイト場の人達といる方が楽しかったです。

まとめ

 半年間の滞在でしたが、学校・バイト・Capoeiraであっという間に過ぎてしまいました。

 終わった後では、本当に半年間シドニーに住んでいたというのが実感がなく、不思議な感じです。

 なんでそんなに「実感がない」のか?
 これが自分でもよく分からないのですが、事前に「海外だ!大変だぞ!」と覚悟していたのが拍子抜けしたというか、住んでしまえば日常になってしまうのですね。思っていたより普通に暮らせるし、大きなトラブルもなく淡々と日常が過ぎていった感じで、良い意味で想像と違っていたからかもしれません。
 それに、Capoeiraもバイトも思っていたよりも案外簡単に始められたし、またその後も問題もなく順調に推移していたので、これも逆にインパクトがなかったのかもしれません。

 そうはいっても、いろいろな経験ができて来て良かったです。これは間違いないです。英語はあんまり上達した気がしないのですが、外国人と接することには慣れたと思います。日本にいるとあっという間に忘れそうなので頑張って勉強を続けます。

来て良かったベスト3

 まず第一に、「海外で一人暮らしというものを経験できた」という点です。
 家族や彼氏と離れてしかも海外で自分一人で生活できるのか試してみたいというのが1番の目的だったのでそれができたことが最も嬉しかったです。もちろん色々な人の助けがあったからですけど。

 2つめはバイトですね。やはり仕事をした、お金を稼いだというのは大きな自信になりました。
 もしかしたら親にお金を送ってもらわないといけなくなるかもという不安もあったので、自分のお金で最後までなんとかできたのでよかったです。

 3つめはCapoeiraです。日本では日本人の先生日本人のメンバー達と練習しているので、ブラジル人の先生と色々な国籍の人達と練習できたのは良い経験になりました。先生は子供の頃からCapoeiraをやっていて、しかもブラジルでもそれなりに名前の知られていたようなすごいスキルの持ち主でとても魅力的な人でした。上手い人も沢山いたし、違うチームで練習できる機会が持てたのは自分のCapoeiraを上達させるためにもプラスになったと思います。

 そのうち私の日本のチームに訪ねに行くよと言ってくれたメンバーもいて、実現したら嬉しいです。


 こんなところでしょうか。これから新しくAPLaCに来る方のお役に立てば良いですが。(^-^)

 M.I




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APLaC/Sydney(シドニー多元生活文化研究会)

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