日本で(学校も、ステイ先も、サポート体制も)決めた方が安心だとおっしゃる方は多いです。そのお気持ちはよくわかります。
が、もし、可能であるならば現地で学校見学をしてから判断された方が良い、とことあるごとに申し上げています。しつこくて申し訳ないのですが、お考えの一助として、あるいはご両親と話し合われる際の一つの材料として読んでみてください。
なぜ日本で決めると「安心」なのか?です。これって、よーく考えてみると意外と根拠が乏しいのではないでしょうか?
「安心感」の根拠は、おそらくは勝手も知らない異国の地で
「とりあえず行くところがある」という点に基づくのでしょう。しかし、そこで燃え尽きてしまって、その行くところが
「どういうところか?」までは分かりません。それでは意味がないというか、「気休め」といっては言いすぎですけど、本当にそれでいいのか?という気はします。
行くところ(その1)=住むところ
ステイ先があらかじめ決まっていたとしても、それが実際に何処にあるか、どういう人達と一緒に暮らすのか、そのあたりは今ひとつピンと来ないでしょう。家族のプロフィール情報などは入るでしょうが、どんな人かまでは分りません。一般に「最初はホームステイから」とか言いますが、僕の経験で言えば、ホームステイというのは実はシェアよりも難しく、冒険的要素も強いです。シェアの方が、(探すのは大変ですが)自分の目で人も立地も確かめて決められるので、いざ住みだしてしまえば遙かに楽ですし、実際にトラブルも少ないです(+値段も安い)。皆さん、シェア探しは大変だといいながらも、大体平均して一人10件以上は見ています。別に10件見なければいけない義理はないのですが、やっぱりちゃんと選びたいから、どうしてもそのくらい見てしまうのです。快適な住まいというのはそのくらい労力をかけてでも選びたいということです。
自分の目で選び抜いたシェアに比べれば、ホームステイ先は他人任せの選定ですから、どんな所でも、どんな人達とでも上手くやっていけるだけの人間力が必要です。実際、立地にしても「よく、まあ、そんなところ」というくらい遠隔地になることもママあります。都心から半径10キロ、通学時間1時間内外が、まあアクセプタブルなところだと思いますが、そこから軽くハミだしているステイ先もよく聞きます。ホームステイはとても素晴らしいオーストラリア体験なのですが、その良さを引き出すためには、こちらにも相応の能力が求められるということです。
行くところ(その2)=語学学校
語学学校研究にあれこれ書いていますが、自分の目で見るのが一番確かだと思います。それも出来れば入学直前に見るのがいいです。学校というのは一種の「生き物」で、学生の人数や国籍割合に季節変動もありますし、わりと雰囲気が変わるのですね。ある時点での情報は、数ヶ月後には結構変わってたりします。いろいろなサイトで学校のカタログ的な紹介があると思いますが、同じ学校を見比べてみても微妙に内容が違うでしょう?それは、取材した時期によって変わるからだと思います。それから
「日本人の少ない学校」の矛盾でも書きましたけど、「日本人が少ないから日本人に人気」という不思議な学校は存在しません。
行くところ(その3)=日本語の通じるサポートセンター
どこの機関にお願いするかは、やっぱり日本のオフィスで応対してくれたかスタッフの知識なり、ノウハウなり、誠実さが決め手になるでしょうが、でも皆さんが日本でご相談されるスタッフの方は、当然のことながらオーストラリア現地におられません。現地で会うのは初対面の現地スタッフということになります。実際、多くの場合、現地サポートは現地のエージェントに下請けに出しているというケースもありますし、僕の所にも話が来たりします(尤も、現地決定をムネにしてるので日本のエージェントさんと提携しようにも接点が乏しいのですが)。
じゃあ対案である「現地決定」はどれだけ「安心」度が高いのか?です。
これは、例えばこれまで来られた皆さんが利用されている一括パックを例にとってご説明します。
@空港に誰が待ってるか?
一括パックの場合、僕が待ってます。
日本で学校を選んだ場合、ステイも一緒に手配するでしょうから、空港には学校の人ないしはステイ先のファミリー(ないしはピックアップ専従の業者さん)が来ているでしょう。つまりは着いた途端に100%英語環境になり、そのまま車に数十分乗せられ、どこだか全然わからない、シティへの行き方も分からない家に連れていかれちゃいます。当然の話なのですが、でも結構心細いと思います。
A実戦的な生活基礎講座
学校見学をする前に、学校の選び方や説明だけではなく、シドニーで一人歩きが出来るだけの生活の基礎知識をお教えします。シドニーの大まか土地鑑、付近の地図、シティからの帰りかた、バス電車の利用の仕方、治安やリスク管理のノウハウ、シティマップなどをお渡しします。
ただし、単に言葉で説明するだけではダメで、実戦練習が必要です。そこで例えば、学校に実際見学した際、最後には「練習」として、シティから僕のところまで自力で帰ってくるようにします。もちろん無理なら結構ですが、とりあえず僕のところにいる間に、一人でバスや電車に乗れるだけの練習をされておかれた方がいいです。最悪どうしようもなくなったら電話してください。迎えに行きます。安全ネットがあるうちに、現地で独り立ちできるまでの知識と技術を習得してください。トラベルテンの買い方とか、携帯電話や格安国際電話カードの買い方、アメックスTCの無料交換所など、、、要するに当面必要となる全てです。
この最初の基礎力講座卒業のレベルは、「一片の広告だけを頼りに電話をかけ、アポを取り、住所を聞き取り、知らないところに自力で行ってきて、きちんと話をしてまとめてくる=以上のプロセスを誰の助けも借りず、全部英語でやる」あたりを目安にしてます。これができたら、とりあえずバイトでもボランティアでもエクスチェンジでも一本立ち出来るからです。しかし、それなりに経験が必要ですので、通り一遍の説明だけでは無理でしょう。同じ事を何度も何度もお教えしますし、実際に壁にぶつかったときのオーストラリア的な対処法とか、事務処理や外国人相手の対人ノウハウなど、お教えすることは無数にあります。一番大事なのは「英語は出来ないけど現実に話を進める技術」でしょう。これは「技術」ですし、知ってれば誰でも出来ます。
もちろん「卒業」したからといっても、楽勝に出来るようになるわけではないです。当然苦戦はするでしょう。でも出来るようになります。それが大きな自信になります。「大きく」はないかも知れないけど、「わたしはこの国でやっていける!」という確かな”自信”は出来ます。あとはこの自信をモトデに雪ダルマ式に増やしていけばいいだけで、雪だるまのシンは出来ます。それが最も貴重なことだと思ってます。究極的には、知識やノウハウではなく、あなたの「自信」ですから。
ところで、これも微妙に誤解されてるのですが、「APLaCを利用する人は最初から英語が良くできたり優秀な人なのではないか」ということですが、それは違います。いや、別に彼らが優秀じゃないって言ってるわけじゃないのですけど、特にそんなバイアスはないです。英語レベルにしても千差万別です。とりあえず「アルファベットが全部書ける」あたりが最低限のラインで、それ以上であれば、シェアが探せて一本立ち出来るところまでは持って行ってさしあげます。これだけは自信あります。
B日本との連絡中継地点
ご自宅との連絡を取る場合、いきなりステイ先だったならば、ご両親が連絡をとるにしても、電話で英語で喋らねばなりません。在宅してればいいですが、「ちょっと買物に行ってます、あと30分で戻ってきますが、ご用件があればうかがっておきますよ」なんて英語で聞かれたりします。鬱陶しいです。僕のところでしたら、日本語で聞けます。この差は、いざ日本から国際電話をかける場合、結構大きいと思います。
C留学・ワーホリ全期間での中継地点
Bのメリットは、着いた当初の話だけではないです。
僕という「現地の知人(日本人)」が一人いると、学校卒業後でも日本語で問い合わせられる先が一つあることになりますので、それも何かと心丈夫だと思います。
事実、よく日本の親御さんから電話かかってきたりします。「もう3ヶ月も音沙汰がないのですが」「あ、先々週ウチに遊びにこられましたよ。また会ったら家に連絡するようにいっておきます」とか。これ、実はかなりあります。
その他、荷物の送り先とか、銀行口座開設の仮のアドレスとか、一つ知っておくとなにかと便利でしょう。もちろん日本を離れる前の荷物の送り先に指定して貰っても結構です。
D学校それ自体の選択という意味では、百聞は一見にしかずです。
上と重複しますが、話がもし日本国内の、あなたの住んでいる地域の学校を選ぶのであれば、どうされますか?やはり学校を見学してからお決めになるのではないでしょうか?「百聞は一見に如かず」という言葉の意味は、国内の学校選びの場合だったら体験的によくご存知な筈なのに、どうして学校が海外だったら見なくても良くなるのでしょうか?
Eしかし、APLaCというのは信頼できるのか?

かといって、ここで僕が悪徳業者で、やってきた人をぼったくったり、人攫いにようにして売り飛ばすかもしれません(^^*)。
しかし、考えていただければ分かるのですが、ぼっくたろうにも一括パックは無料でやってますし、皆さんが学校を支払うお金は必ず直接学校に払ってもらうようにしてます。つまり僕は皆さんのお金を預かりません。ATMで大金を引き出した際など、頼まれたら家までの道中お預かりしますが、そのくらいです。
それとですね、この膨大なホームページをご覧になっていただければわかるのですが、そんな詐欺をやりたいなら、こんなに大量のテキストを書く必要はないです。あまりにも効率が悪すぎます。もっと耳に優しい言葉を書いて、メルヘンチックに書いた方が成功率高いんじゃないですかね。
あと、これまでサポートされた方が、それぞれホームページを作っておられたりします。コマメに捜していただければ、彼らの日記の最初の部分に、APLACにお世話になった云々という記載があると思います。また、
ワーホリの部屋の直筆体験談の皆の感想、あるいは
「写真館」に載っている皆の写真から、抱いたいの感じはおわかりになるかと思います。
→ごくごく最近の写真を参考までに貼っておきます。真ん中でむさ苦しいカッコをしてる男性が僕です。両脇のお二人は、シェアをゲットして、これから移動するところです。一種の”卒業写真”ですね。
ちなみに、APLaCの場合は、APLaC=僕ですから、このHP全体に漂う妙にクセのある雰囲気がすなわち僕です。そこにそれほどズレはないと思います。あ、「”僕”って誰よ?」という方は、
abuot us にプロフィールとAPLaCの経緯を書いてます。それか
ココとか。あとは貴方の好き嫌いです。
ああ、でもズレといえば、HPで厳しいことを書いているので、実際よりも僕が恐い人であるかのような印象をお持ちの人が時々おられます。「優しそうな人なので安心しました」とかよく空港で言われたりして。あのー、HPの内容が厳しいのは、僕が厳しいからではなく、やっぱり外国の環境が舐めてはいけないくらい厳しいからで、僕は出来るだけリアルにそれを伝えようとしているだけです。誤解なきよう。もう一つちなみに、僕はオーストラリアに来てもう17年住んでいますし、「オーストラリア的なるもの」で学ぶべきものは、わりと真面目に吸収しようとしてきたつもりです。ですので、感じとしては「オーストラリアのことをよく知ってる日本人」というよりは「日本語が流暢で、日本のことに詳しいオーストラリア人」くらいに思ってたらいいかもしれません。まあ、このあたりは自分では良く分らんのですが。
他にもいろいろありますが、上記の理由で、現地で決めた方がなにかと滑り出しとしては無理のないスタートであり、確実性においては勝ると思います。少なくとも日本で決めた方が「安心」であるとは言いがたいと思うのです。
しかし、それでもなお、日本でお決めになりたいというのであれば、それは全然構いません。慎重であることも大切な美徳ですし、何をもって「慎重」と考えるかは、個々人の価値観ですからね。
それは、あなたの決断ですし、僕もその判断をレスペクトします。実際、日本で決める方もおられますし。また、本当のことを言えば、僕だって、あちこち歩いたりシェア特訓を延々やるよりは、デスクワークで済ませちゃった方が楽なんですから。どうかお気になされず。
そして日本でお決めになる以上、僕もメールで出来る限りの情報はお渡ししたいと思います。