APLAC/STUDY IN AUSTRALIA 3-2
第3章 オーストラリア留学生活の実態(2)
3−2.寮生活の実態
〜親にとっては安心な環境
一般的に寮を付設した学校は、カソリック・アングリカン系の私立校がほとんどです。多くは学校の校内に併設されているので、登下校には支障はありません。また、寮母さんか寮長さんが保護者的な役割をこなし、学生の生活管理をしてくれるので、親としては安心して預けられる環境といえましょう。
●寮生の生活全般に権限と責任をもつ、寮母さん・寮長さん
寮によって異なりますが、一般的に寮を管理している寮母さん、寮長さんの責任範囲は広く、それに伴い権限も絶大です。寮母さん、寮長さんは面倒見のよい方が多いので、学生の相談にも気軽にのってくれ、可愛がってくれるものですが、時に相性が合わないと悲劇も起こります。最初に寮母さん・寮長さんの心象を悪くしてしまうと、常に偏見をもって見られてしまいがちです。B君は一度煙草を吸っているところを寮長さんに目撃されて以来、なにか寮内で問題が起こると寮長さんに呼び出され、本当は関係ないことで叱られ続けるというハメに遭いました。こうなってしまうと、いくら外野から説明しても一旦こじれた人間関係を修復するのは大変で、特に留学生の場合、他に頼る人がいませんから、寮長さんににらまれてしまうと、かなり辛い生活になるでしょう。別に寮母さん・寮長さんのご機嫌をうかがう必要はありませんが、反抗的な態度をとっていると損だよ、ということです。
●生活規則も学校によっては厳しい、門限・消灯・喫煙等
学校にもよりますが、生活規則が厳しい寮もあります。「外泊許可は1学期間に3回まで、しかも保護者のサインがなければ許可されない」といった厳しい寮もある一方、「門限にも特にうるさくないし、外泊も事前に届け出ればOK」という寮もあります。が、基本的に寮は「家庭がわり、親がわり」ですので、学校とは違う部分で厳格です。未成年者の喫煙、飲酒はオーストラリアでも禁止ですから、喫煙が発覚すれば、警告、更に継続すれば退学処分になってしまう場合もあります。喫煙・飲酒癖はそう簡単に直るものではありませんから、習慣のついてしまった学生には比較的規則が寛容な滞在先を選択すべきでしょう。
●環境は抜群、整った設備
カソリック系、アングリカン系の私立校の寮は概して設備が整っています。部屋も十分な広さで、下級生では2人〜6人の大部屋を、上級生は一人部屋を提供されるところが多く、静かで落ち着いた中で勉強に集中することができるよう配慮されています。なかには40人ほどの大部屋のところもありますが、その場合には勉強部屋が別に用意されています。食事も3食提供されますし、中には24時間体制の医療設備まで整った寮、また、寮母・寮長による朝・晩の健康チェック見回りがある寮もあります。
●学期間休暇は閉鎖される
寮の欠点は学期間休暇中に閉鎖されてしまうことです。オーストラリア人学生は親元に帰ればよいのですが、日本人留学生の場合、そういうわけにもいきません。勿論、一時帰国してもよいのですが、航空券代がかかるだけでなく、学校に戻った際に英語力が後戻りしてしまうとともに、一度適応した環境にまた不適応を起こしかねないので、あまりお勧めできません。
通常は各自が学期間休暇中の滞在先を個別に手配しなければなりません(学校側でアレンジしてくれる場合もある)。ほとんどの留学生は都会の英語学校(ホームステイも可能)に短期間通ったり、旅行やファームステイなどでリラックスしたりしています。休暇中の滞在アレンジ費用も馬鹿になりませんが、オーストラリア留学中に様々な経験してみるのも、後々役立つことと思います。
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第3章「オーストラリア留学生活の実態」3−3.ホームステイの実態
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