●治安がよい
■参考■
下記はオーストラリア国家が、外国語学習の考え方をまとめたもので、この基本原則が日本語をはじめとする外国語教育、そして留学生に対する英語教育の骨格となっています。よって、「読み書きや文法は知っていても日常会話も満足にできない」状況を作っている日本の英語教育とは対照的に、コミュニカティヴ・アプローチ(ゲームやアクティビティを多用し、実際のコミュニケーションの中で言語を使っていく直接法的な指導方法)を活用した教育方法をとっており、英語を学習する留学生も効率的に英語力向上できるような配慮がなされています。
1.学習者側のニーズや関心が尊重され、学習者が個人として扱われるとき 2.多種のアクティビティーの中で目標となっていることばをコミュニカティブに使って表現する機会が与えられるとき 3.学習者のニーズや関心に関係のある、わかりやすいコミュニカティブな資料や実習を見る機会が与えられるとき 4.言語取得の過程をより確実なものにしていくために、学習者が様々な文型、聞いて話す技術、もっとスムーズにコミュニケーションをとるのに必要とされる表現方法、さらに効果的な学習方法を意識しているとき 5.学習目標としていることばの中に浸透している社会人文学的な資料や実物を見たり、文化を直接体験するとき 6.学習者が言語の果たす役割と性質を認識し、その国の文化を理解するとき 7.学習者の言語の発達段階を適切に示唆するフィードバックが与えられるとき 8.学習者が自ら意欲的に学習する機会を与えられるとき |
オーストラリアは今、文化的に大きな変革のうねりの時期にあります。20数年前に白豪主義を捨てて複合文化主義(マルチカルチャリズム)を選択してから、ヨーロッパ以外の国々からの移民が増えたことにより、母国の文化をそのまま持込んだ移民たちが混在し共存する、新しい社会が出来つつあります。このため、単一民族・単一国家のわれわれ日本人にとっては、目の覚めるような実態がそこここにあります。たとえば、一日街を歩けば英語以外に数々の外国語を耳にするでしょうし、世界各国からの移民が腕によりをかけたお国自慢の料理も味わえます。政府関係の一般向け文書は、10カ国以上もの言語に翻訳され、無料で配布されていますし、無料の通訳サービスも充実しています。
学校でもクラスメイトの文化背景は多種多彩となるでしょう。オーストラリア、特にシドニー近郊には移民1世、2世が集中していますので、1都市にいながらにして世界じゅうの文化に触れられる、よい機会となります。また、「これからはアジアの時代」などと日本でも盛んに言われていますが、特に近年増えているアジア系の文化背景を持つ友達と交流することで、生の感覚としてアジアの国々を理解することに役立つでしょう。こういったマルチカルチャル社会で学習することで、本当の国際感覚が養われることと思います。
●日本語教育が盛ん
●時差がない
もうひとつは、留学中の連絡が便利だということです。時差のある国に留学した場合には、常に双方がお互いの国の現地時間を気にしながら、連絡を取り合わねばなりません。たとえば、時差が17時間あるヨーロッパですと、日本の夜8時は現地の明け方3時ですから、とても電話はできません。あるいは時差9時間のアメリカの場合ですと、日本の夜8時は現地時間の午前11時ですので、留学生は登校中ということになります。ところが、時差の少ないオーストラリアの場合ですと、相手の現地時間を心配せずに、お互いが都合のよい時間(大抵は夜でしょう)に電話連絡をとることができるのです。
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《オーストラリア留学の問題点》
以前から留学生受入に力を注いでいる学校では、経験から得た受入ノウハウを既に確立しており、問題発生の予防方法を考慮しながら、留学生にとって最もよい独自の教育方法を打ち出しているところもあります。が、一方では留学生を受け入れることがどんなに大変なことかを理解せずに、気軽に受け入れるだけ受け入れている経験不足の学校もありますので、学校選びの際には注意してください。
留学生用の滞在先は通常、ホームステイ、寮となりますが、寮を付設した学校はそれほど多くはない上に、寮があっても部屋が空いていないケースもあります。ホームステイに関しても、
A英語学校の学生用のホームステイが一般化したため、ホームステイをビジネスとして捉える家庭が増えていること また、ホームステイの場合には、人間関係にまつわるトラブルが尽きないのも不足の一因で、特に中・高校生の場合、預かった家庭がかなりの責任と精神的負担を強いられることになるため、「いい受入家庭」を探すことは非常に難しくなっています。
そこで、親子ともども留学し、賃貸アパート生活をする人、友達同士で部屋を借りて共同生活する人などもいます。(オーストラリアでは18才以上であれば不動産の賃借契約が可能です。)2〜4ベッドルームの広めの部屋を借りて共同生活すれば、生活コストはホームステイよりも安上がりなので、高校生でもしっかりしている学生ならば、18才以上の学生に代表契約させて自分たちで生活している例も珍しくないのです。
通常は私立校でも学生一人に対して州政府から援助金が出るのですが、留学生の場合、一般の学生が支払う授業料に更に追加して政府からの援助金分を足したものが「フルフィー(全額)」となります。しかし、学校によっては援助金分のみならず、留学生には更に高い授業料を請求していることもあります。もっとも留学生には特別のケアが必要なので、特別料金の請求も不当なわけではありません。しかし、金額のわりに留学生のケアが不十分な学校もありますので、質と費用とを鑑みて学校を選択すればよいでしょう。
もちろん良心的な費用で質の高いサービスを提供している業者もありますが、無責任な業者にすべてを任せてしまう前に、各自が情報を集め、信頼に値する業者かどうかを判断する目を持ちたいものです。
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| メリット | デメリット | |
| 都会 | ・マルチカルチャリズムの恩恵に与れる(世界各国からの友達ができやすい) ・日本語情報が容易に入手できる ・近くに日本語を話すカウンセラー役を見つけやすい ・社会環境が異文化に対して寛容である ・公共交通機関を利用して、自力で移動できる | ・田舎に比較すれば治安はよくない ・遊びなどの誘惑がある ・滞在費が高くつく(寮付設の学校は少なく、いいホストファミリーが見つかりにくい) |
| 田舎 | ・治安がよい ・遊びなどの誘惑が少ない ・自然環境を堪能できる・滞在費が比較的安価 | ・典型的イギリス系オーストラリア人のみとの付き合いとなる ・日本語情報が入手しにくい ・近所に日本語を話すカウンセラー役は見つけにくい ・場所によっては対日感情の強いところ、人種差別のあるところもある ・交通手段がないので、自力で移動できない |