PROFILE OF AUSTRALIA

オーストラリアのプロフィール



    真っ青な海と珊瑚礁、そして生い茂る緑のジャングルが続くかと思うと今度は赤茶けた砂漠地帯が広がる。オーストラリアは実に沢山の顔を持つ。そしてコアラ、カンガルー、カモノハシ、クロコダイル等々、この国にしかいない様々な特徴を持つアニマルがいる国。

    オーストラリアはラッキーカントリーと呼ばれる。それは豊富な地質資源と多国籍文化を受け入れる国家体制にある。オーストラリアは民主主義政治と多文化社会を国民に約束したのだ。「AUSTRALIA」という名前はラテン語の[AUSTRALIS」、「南の」という言葉から来ている。





    オーストラリアの国旗

    オーストラリアの国旗は、イギリス国旗のユニオンジャックに南半球の象徴のサザンクロス(南十字星)を織り込んでいる。

    *地理、サイズ

    オーストラリアは世界で唯一の単一大陸国家で、最も平坦な大地を持つ世界最古の大陸の一つ。総面積は769万平方キロメートル。これはアメリカ大陸よりやや小さく、西ヨーロッパより大きい。日本の約22倍の大きさだ。この内200万平方キロメートル(26%)は砂漠にあたる。

    *人口

    人口は1800万人。その内訳は白人94%、アジア人5%、先住民のアボリジニ1%。

    *アボリジニ

    先住民のアボリジニは、オーストラリア大陸がアジアと陸続きだった時代(10万年前)にオーストラリアに来たといわれる。ヨーロッパ人が入植し始めた18世紀後半には、約30万人のアボリジニが暮らしていたが、ヨーロッパ人が毒や銃で次々と殺した。またヨーロッパから天然痘が伝染し多くのアボリジニが死んだ。1900年までにアボリジニは6万人までに減少し、現在純粋のアボリジニは人口の1%を占めるにすぎない。

    アボリジニは文字を持たず物語は親から子供へと語り継がれ、また彼らは壁画を描いてその歴史を残した。これらの壁画は身体の骨を描いているため[X-RAY」、レントゲン写真と呼ばれている。現在アボリジニアートは大人気で、その独特な柄の入ったTシャツや傘、ネクタイなどが観光地で人気を集めている。






    PROFILE OF SOUTH AUSTRALIA

    南オーストラリア州



    南オーストラリアは人口147万人(1991)、総面積は98万平方キロメートル、これはオーストラリア大陸の8分に1にあたる。オーストラリアで最も乾燥した州で、日中は暑く夜は冷える地中海気候だ。平均気温は夏(1月)29度、冬(7月)15度。年間平均降水量は528ミリメートルで5月から8月が最も雨が多い。南オーストラリアの主要産業は採鉱業で、石油、ガス、鋼鉄などが採掘されている。また世界のオパールの80%がとれる。ワイン製造もオーストラリア1位でオーストラリアの総ブドウ園の43%を占め、ワイン製造用ブドウ総トンの58%が取れる。そしてオーストラリアワインの70%は、南オーストラリアで生産される。





    スタウツデザートピー

    南オーストラリアの州花はスタウツデザートピー。真っ赤な花弁と黒い中心が 微妙なコントラストを見せる愛らしい花だ。この花の栽培は難しく成功例がなかったが、最近特別な方法で大量栽培に成功し、日本に輸出するそうだ。ずいぶん高いらしいが、この珍しい花が皆さんの前に表れるのは時間の問題といえそう。何という名前で売られるのかな?






    マティのアデレイド観

     南オーストラリアの州都アデレイドは2年ごとに開催される芸術祭で有名な人口100万人の静かで落ち着いた公園都市として知られる。アデレイドはオーストラリアの他の街とはちょっと違う。日本からの直行便がないため、来る人は少ないが一度来たらその魅力に惹きつけられる。それはシドニー、ブリスベン、メルボルンなどがイギリスからの囚人の流刑地として開拓されたのに対し、アデレイドが初期の自発的移民によって確立されたことに由来しているのかも知れない。

    街を歩いていると18ー19世紀のゴシック様式の建物に出会う。公園が街の中心にくるようにデザインされている。都会の華々しさや騒々しさを好む人には静かすぎて物足りないかも知れないが、日々の雑踏から離れ青空のした新鮮な空気を胸一杯吸い込み、ゆっくり歩きたいという人にはぴったりだ。この落ち着きと静かさが人気で、定年後をアデレイドで過ごしたいというオーストラリア人が多く、南オーストラリア州の65歳以上の人口の占める割合は他州に比べ圧倒的に多い。これは犯罪が最も少なく、生活費が最も安い街だということも関係しているだろう。

    アデレイドのもう一つの魅力はお酒好きにはみのがせない。アデレイド市街から車で1時間以内にあるバロッサ・バレーやマクラレン・ベールはワインの生産で世界的に有名だ。オーストラリアワインの70%が南オーストラリアで生産される。約40カ所のワイナリーでは、ワインの試飲が楽しめる。オーストラリアに来て赤ワインが好きになったという人が多い。マティもその一人だ。コクがあるのにしぶくなく、深みがあるのにさっぱりしている。是非一度お試し下さい。




★→MATTIE'S HOMEPAGE のトップに戻る
★→APLaCのトップに戻る