第5章:食事


    5.3.外食編(3)テイクアウェイ

    25th.Oct.96
    テイクアウェイ(ファーストフード/持ち帰り)

      レストランや喫茶店内で食べるだけでなく、家に持ち帰って食べる方法がありますが、この「お持ち帰り」のことを総称してTake away(テイクアウェイ)と言います(アメリカ英語ではテイクアウトと言うようですが、こちらでは違います。当初「テイクアウト」と言ってて中々通じなかった)。逆に店内で食べることをEat in(イートイン)と言います。「テイクアウェイ」は、シドニー生活における「最重要単語」の一つに入れてもいいくらい頻繁に使われますし、使うでしょう。

        このようなテイクアウェイの店は、日本でもお馴染みのマクドナルドやKFC(ケンタッキーフライドチキン)をはじめとしてして様々な種類があります。ただし日本にあるような、小僧寿司、ほっかほか弁当屋、牛丼の吉野屋はありませんし、コンビニエンスストアに入っても弁当が置いてあるわけではありません。但し、一部の日本レストランなどで日本式のお弁当や持ち帰り寿司などを売ってますし、先般、チャイナタウンに「廻る寿司」が登場しました。

      その代わり、どこを歩いても目に付くのが、サンドイッチや清涼飲料(ソフトドリンク)を売ってるミルクバーなどの軽食屋さんです。出来合いのサンドイッチを売ってる店もありますが、一般的な店は、店内にサンドイッチの材料の置いてあるショーケースがあり、客がケース越しにサンドイッチの中身を指定していき、店員さんがその場で作ってくれるシステムになってます。

      一連の会話をちょっと書き出してみるとこんな感じでしょう。

        店員:次の方どうぞ(Next please?)
        客 :え〜と、サンドイッチ下さい(Sandwich, please)
        店員:パンは白いのですか茶色ですか(White or Brown?)
        客 :白のでいいです(White one,please)
        店員:(すぐに白い食パンを2枚取り出してバターを塗りはじめる。途中で芥子(マスター ド)を塗るか等と尋ねたりもする)
        客 :じゃ、まずレタス、トマト、それとキュウリね(lettuces, tomatoes and cucumbers)
        店員:(言われるままどんどんパンに乗せていく。マヨネーズや塩についても聞く)
        客 :あと、ハムもお願いします(And,hams please)
        店員:どっちのハムですか?(ハムが複数種類ある)(Which one?)
        客:え〜と(指さしながら)こっちのを下さい (er...,this one)
        店員:他に何か乗せますか?(Anything else?)
        客 :いや、それでいいです。(No,that all)
        店員:(二つに切って紙に包んでくれて)3ドル50セントです(Three fifty,thanks)
        客 :(お金を払う)
      このようにその場で作るシステムなので、サンドイッチだけでなく様々なバリエーションがあります。また、日本の感覚でいうと、「そんなに沢山パンに乗るんか?」と不安になるくらいボリュームがあります。

      サンドイッチやハンバーガーだけでなく、他にも、ピザやパイ、ローストチキン(一匹丸々からある)、有名なフィッシュアンドチップス(白身魚のフライにポテトフライが添えられているもの)などがあります。どこに行ってもあるのがケバブ(kebab)で、牛肉やチキンを生野菜と一緒にしてパン地にくるくると包んでくれます。他にも、メキシコ料理のタコス、春巻(スプリング・ロール)など、いろいろありますので見ていて飽きないでしょう。

      なお、店内にテーブルが置かれインートインもできる店の場合、最初に店内で食べるか、テイクアウェイするかを告げます(包装や容器が変わってくるため/マクドナルドと同じ)。持ち帰るときは「テイクアウェイ、プリーズ」、店内で食べるときは「イートイン」と言えばいいです。

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      インド料理、中華料理、タイ料理などのテイクアウェイの場合は、かなりボリュームもありますのでそのまま晩御飯にもなるでしょう。

      この場合、プラスチックの長方形(ないし円形)の容器によそってくれますが、容器のサイズによって、ラージ/ミディアム/スモールとあります。容器はその場で置いてありますので大きさは分かります(ラージといってもそんなに大きくない)。サイズを指定したあと、ショーケースの中にある各種のおかずを選ぶわけですが、これが10〜20種類前後あったりしてかなり目移りします。段取やシステムは、いずれも同じようなもので、@「ライスを頼む(中華では白飯の他に炒飯、焼ソバ、ビーフンもある)」と、容器に平らに御飯を盛ってくれます。次にA「ライスの上に乗せるおかずを指定する」と、数あるおかずの中から指定されたおかずをかけてくれます。ケースを指差しながら「これと、これと、、」と注文すればいいだけです。カレーの場合はカレーライスになるわけですし、中華の場合は中華丼状態になるわけですね。ただし、ここから先がちょっと変わっていて、どこでも大体「おかずは3品まで」というルールになっているようで、3品まで頼めるのはいいのですが、同じ

      容器に3種類を端から順々にかけるので、ちょうど三食弁当のような形になります。最初は、『げ、味が混じってしまうじゃないか!』と慌てます。実際多少境界部分で混じるのですが、結局味のベースが同じせいか、これが意外と調和していて違和感は殆どありません。勿論、おかず1品だけに限定することもできますし(そのときは3品分の量をかけてくれる)。またライスだけオカズだけという注文の仕方も可能です。

        それによって多少料金の上下動はありますし、店内に順列組合わせの値段のシステム(容器サイズ×おかずだけかどうか×野菜系のおかずか肉系も入るか−肉系が入ると高い)が掲示されてますが、複雑な割には、実際の料金も最低4ドル最高7ドル程度でそんなに違わないので、無理して理解することもないですし、見たところ皆さん無頓着に買ってたりします(これは駅の立食い蕎麦で、卵をつけると50円/天ぷらのせると100円増などオプションがあり完璧に全料金体系を把握しようとすると複雑だが、別に理解する必要もなく、皆適当に頼んでいるのと同じことだと思います)。


      よくショッピングセンターなどの一角にテイクアウェイやイートインのお店が並んでいますが、これをフードコート(Food Court)と言います。チャイナタウンには、アジア系の大きなフードコートがあり、独特のアジア的なエネルギッシュさで、壮観な眺めです。

      テイクアウェイはジャンクフードと軽視されるきらいもありますが、これだけあちこちにあるということは、それだけ市民に受け入れられているのでしょう。実際、値段も安いし、手間要らずですので、滞在中の強い味方になるでしょう。


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