さて、東京の中にも新宿や渋谷など最低限地名や位置関係を知っておかないと電車にも乗れないという重要ポイントがあるのと同じように、シドニーにも押さえておくべき地域やランドマークがあります。かいつまんで見ていくことにしましょう。
シドニーは港町です。
都心部のなかでも中心となるのが、マーティンプレイス(Martin Place)、タウンホール(Town Hall)で、このあたりがシドニーの「ど真ん中」と言っていいでしょう。
マーティンプレイスとタウンホールの丁度中間あたりにシドニタワーがありますが、地元ではシドニータワーのことをセンターポイントと呼んでいます。
マーティンプレイスは、東西にのびる石畳の広場で歩行者天国になっており、中央郵便局(GPO)や銀行本店が立ち並ぶ商業の中心地です。
タウンホールは、マーティンプレイスの2〜300メートルほど南にあり、文字どおりタウンホール(市民会館)もあるのですが、「タウンホール地区」という決まった区画があるわけではなく、この市民会館のある大きな交差点付近を漠然と指します。交差点の下には地下鉄の駅もあります。この交差点の北西角に古めかしい建物がありますが、これがクィーンビクトリアビルディング(Queen Victoria Building/QVB、)です。観光ガイドブックに必ず登場するビルで、中はブランド品などの専門小売店になっています。建物南端広場にはヴィクトリア女王の彫像があり、ちょっとした待ち合わせのメッカにもなってます。要するにこの交差点は「銀座四丁目の和光の交差点」のようなものでしょう(見た目は案外ガランとしてますが)。
このタウンホールの交差点を通過し、北のロックスから南のセントラル駅までシドニー市街を南北に縦貫する通りを、ジョージストリート(George Street)といい、一番の目抜き通りになります。大阪でいえば御堂筋のようなものです(但し片道2車線の狭くてパッとしない道ですが)。ジョージストリートの東側を平行して走るピットストリート(Pitt Street)、さらに東側に一本(カースルリーストリート/Castlreagh St.)隔ててエリザベスストリート(Elizabeth Street)があり、これらも著名な通りですので地図で確認して頭に入れておくと良いでしょう。
さらに南に進むと、一本東のピットストリートと合流する大きな交差点になり、正面に市バスの大きなターミナルがあります(レイルウェイ・スクェア/Railway Squareといいます)。この左手(東側)が、セントラルステーション/Central Stationになります。このあたりが感覚的には都心部の南端で、高層ビルも少なくなり、やや殺風景になります。またこのレールウェイスクエア付近からジョージストリートはブロードウェイと名前を変えます(さらに1キロほど進むとパラマッタ・ロード/Parramatta Rd.とまた名前が変わる)。
タウンホールの交差点を東西に通過し、ハイドパークを南北に分断する通り(Park St)をそのまま東進すると、ウィリアムストリート(William Street)と名前が変わり、1キロほど前方に巨大な赤いコカコーラの看板が見えます。そこがシドニー随一の歓楽街キングスクロス(Kings Cross)になります。
ハイドパーク南端部分を走る通りをリバプールストリート(Liverpool Street)と言い、東進するとオックスフォードストリート(Oxford Street)に連なっていきます。(正確に言えば、途中でリバプールストリートが急に細くなるため、リバプールストリートとオックスフォードストリートが一直線に繋がっているかのような印象を受けます)。
このオックスフォードストリートを東に進むと、Darlinghurstを抜け、パディントン(Paddington)というエリアに通じ、さらには東部方面の中心地ボンダイ・ジャンクションに繋がっていきます。
以上が都心部(CBD)の概要です。このあたりはどの観光ガイドブックにも載ってますので、詳しくはそちらを御参照戴くとして、ここではあくまで「土地カン」を養うことを中心に進めていきます。