シドニー(オーストラリア)の観光ガイドブックは、お近くの書店に沢山並んでいるでしょう。お好みで選べば足りますが、概括的に言えば最近刊行されたもの(情報が古いと困りますので)や、地図類が充実しているものが良いでしょう。
例えば96年7月以降、シドニー地域では電話番号が8桁になり、市内局番冒頭に「9」を付加することになりますが(数年前の東京で「3」をつけたのと同じ)、そのあたりまでフォロー出来ているかどうか等が一つの目安になるでしょう。また今年の出来事としては、96年春に、シドニーにあるNSW州の観光事務所が移転になったこと(19 Castlereagh St.から11 York St.になり、電話番号も変わった)がありますが、ここまでフォローしてあるかどうかが目安になるかとも思います。
現地では、空港、ホテルのロビー、各観光地の案内所など至るところに観光パンフレットが置いてあります。種類も豊富だし(豊富すぎる)、地域や目的別に細かく分かれているのでそれで十分とも言えるのですが、いかんせん全文英語でありますし細分化されすぎているものもあるので、簡単に全体像をつかむには、日本人が日本人に向けて書いてあるガイドブックが便利だと思います。
また地名の読み方もカタカナで書いてくれているものが一つあると重宝するでしょう。よく見ると結構間違いが多いですが(Glebeを「グレッブ」と書いてあったり→正しくはグリーブと読む)、それでも全部自力で当てずっぽうに読むよりは効率がいいです。マルチカルチャルなのもよしあしで、必ずしも全ての地名が英語名ではなく、現地のアボリジニーの言葉を語源にしてたり、他の国の移民の言語を語源にしていたり、はたまた本来英語でない綴りを無理に英語で読んでたりして、地名や固有名詞は一筋縄では行きません。
現地にも「JPaustralia」「日豪プレス」「ミートパイ」「Inform」その他さまざまコミュニティ誌が、おおむね月刊ペース(月2回のものもある)で刊行されています。空港のロビー、各観光地、日本料理店など、要するに日本人が多く集まりそうな所に置いてあります(不運にして見つからなかったら、日本領事館にいけば置いてあります)。現地のリアルタイムの情報を仕入れるに便利ですし、細かな観光情報も含まれています。
オーストラリア生活便利帳は、現地発刊の当地在住日本人のための生活辞典+職業別電話帳です。当地での行政上の手続等をもカバーした本格的な生活辞典ですが、かなり重宝しますし、本書で後述する各項目も併読されると理解が早いと思われます。96年5月に最新版が出ましたが、今年度版から名前が「DOMO」に変わり、表紙も真紅になり、従前シドニー版、メルボルン版と分冊になっていたのがオーストラリア全部の合冊になりました。値段もわずか$8ですし(日本で買うと¥1,800)、長期滞在されるなら一冊お求めなっておかれると良いでしょう。日本でも入手できると思いますが、シドニーの日本書籍店で手に入ります。
注:97年8月に、緑の表紙の最新版(97/98年版)が出版されました。以前よりも詳しくなってます。値段は同じく8ドル。
シドニーの日本書店は、
ロックスのOSCブックショップ
Shop14、Clocktower Square、The Rocks、Sydney 2000、Tel:02-9241-3990
都心部のマーティンプレイスのジャパン・ブックプラザ
39 Martin Place、Sydney 2000、Tel:02-9235−3300)
注:ジャパンブックプラザは30 Carrington Street, Sydney(ウィンヤード駅上、バスターミナル前)に移転したそうです。Telは9299-3733
さらに96年8月末からはノースのニュートラルベイに紀伊国屋がオープンしました。
その他、日本で観光されているものとして「オーストラリア生活辞典」(白馬出版)その他の多種の生活情報書籍があります。また、オーストラリアの文化、社会、経済、紀行文など、最近では沢山刊行されているようですので、興味のある方は読んでおかれると一層現地での理解が深まるでしょう。オーストラリアの上述の日本書店でも入手できます(但し輸入品になるので輸送賃分価格は高くなりますが)。
現地刊行のコミュニティ誌が重宝するのは、単に情報がリアルタイムだというだけではありません。それに加えて情報の豊富さと細かさです。例えば、数日の観光滞在ならともかく、ある程度の長期滞在ともなると、髪も伸びてくるでしょう、体調を崩すかもしれません。また、ふと思い立って旅行に出掛けたり、釣りにいったり、各種学校に行きたくなるかもしれません。そういった場合、「日本人がやっている(日本語で意思疎通ができる)」店があるのかないのか、どこにあるのかを知っておくことは、利用するかどうかはともかく心強いものです。シドニーにも日本人は多数住んでおりますが、チャイナタウンのように分かりやすく一個所に纏まっている場所があるわけではありません。おそらく単に町を歩いているだけだったら何処にあるのか全く見当もつかないでしょう。本書では、各誌が掲載している全ての情報を転載することもできませんし、書いたそばから古くなっていくだけですのでする意義もありません。前述のとおり、大切なのは「情報へのアクセス方法」ですので、その点をご紹介するに留めます。
なお余力があれば、洋書のガイドブックにもあたられると良いでしょう。需要の関係か、どうしても日本のガイドブック(日本人向けに日本語で書かれたもの)は、パックツアー客用に情報が集中しています。この点、例えば世界的に有名なLONELY PLANETシリーズなどのガイドブックでは、かなりリアルに現地の情報が記載されています。またダメなものはダメとはっきり書いてあるので分かりやすい。
最近(95年12月)地元で発刊されたUntourist Sydneyも、内容がユニーク且つ的確・詳細で興味深い一冊です。といっても、全文英語ではしんどいでしょうし、日本で洋書を買うと異様に高いので(そもそも売ってない本も多いでしょう)、無理することはありません。それに日本のガイドブックだけでも消化するのが大変でしょうし。
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