オーストラリア・シドニー版
現代用語の基礎知識(キーワード)




★Pauline Hanson
追記

ESSAY119/Lakemba & 新聞記事から(ハンソン収監、アン・コールター、ブータン)
 いっときのポーリンハンソンブームにすぐに終焉を迎えました。末路は哀れなもので、ついに2003年には刑務所に収監されてしまいました。ブームに沸いたのは最初の選挙だけで、あとはその場限りの勢いだけの政党で、ろくすっぽ政策もないし、言ってることもいい加減なデタラメであることが徐々に知れ渡ってきたこと、より単純には国民が「飽きた」のでしょう。次の選挙ではあえなく落選。その際、選挙法違反(政党公認の条件とされる党員人数の捏造によって政党助成金など公費支給を受けた)によって有罪判決が出て、執行猶予もつかず、いきなり刑期3年の実刑判決になりました。

ESSAY 237/新聞記事の順番とクロヌラ暴動
 2005年の暮れ、シドニーの南の静かなビーチであるクロヌラで、レバノン系など中東系の若者と、ヨーロピアン系オージーとの間で暴動まがいの乱闘騒ぎが起きました。ぱっと見た目には、日本の湘南で年中行事のように繰り広げられているサーファーVS暴走族みたいな感じですが(ビーチの縄張り争い)、人種的なものが入ってきて、さらに遠因はなにかというと、世界テロやらイラク戦争の影響も入ってきてるし、さらには僕らアジア人にはピンとこない歴史的な欧州VS中東の因縁=キリスト教VSイスラム教という聖地エルサレムの争奪戦やら十字軍やら、、、ってあたりも大きな構図、彼らの心象風景には入ってきてるのかもしれません。それはまた、ちょっと前のフランス暴動なんかと似たような構図があったりします。そのあたりの考察を少し。

ESSAY115/雅量〜tolerance
 オーストラリアの他者に対する寛容性(tolerance)の高さについての考察

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