ゆったりリラックスの部



注:このコーナーの情報はほとんどが1997〜98年にかけて調査したものです。メチャクチャ古いです。その後UPDATEしていません。当然、ツアー内容、料金などは変更しているでしょう。

 古すぎるので全面削除しようと思ったのですが、敢えて残しておきます。

 というのは、この種の情報の鮮度というのは厳密に言えば1ヶ月くらいのものでしょう。年がら年中変更されてます。ということは幾ら頑張っても、リアルタイムに正確でありつづけることはほぼ不可能であること。一方、シドニーという素材は同じであり、且つ人間の考えることにそんなに大きな違いはないだろうから、10年経とうが20年経過しようが、似たり寄ったりだったりするわけです。実際そうですしね。

 ですので、以下に列挙したツアー群が今も尚寸分違わず存在しているという保証は全く出来ませんが、「こんな感じのツアーだったらあるかも」というアタリはつくと思います。それだけでも結構な参考にはなるかなと思い、残しておきます。

詳しくは、各関連団体に直接お問い合わせください。

●ホテルキャピタル内(韓国式アカスリ&マッサージ)





アカスリ・ボディ&美顔マッサージ 体験記


 以前から気になっていた、朝鮮人参風呂(Jinsen bath)と韓国式アカスリ(Korean scrub)。経験者の話を総合すると、結構評判がいい。そこで、友人が渡豪した折に、連れ立って人体実験に臨んだ。

 まずは、予約を入れる。前日の夜10時近くに電話したが、翌日の午後3時の予約が取れた。朝鮮人参風呂とサウナ等があるというお風呂エリアへの入場は勿論、やっぱりアカスリは一度は体験してみたいし、マッサージというのも興味あるぞ・・と悩んだところで、アカスリ&ボディ&美顔マッサージのフルコースを選択した。〆て75ドル。現地の感覚ではかなり思い切った出費である。

 予約時間の30分前に来るようにとの指示を受けたので、2時半にホテルキャピタルに到着。リラクゼーション・センターはレベル1(日本流の2階)、ロビー奥の階段を上がったところにある。受付カウンターでお金を払うと、番号付きのロッカーの鍵を渡してくれる。ロッカーには薄手のガウンのような浴衣?が用意してあり、スッポンポンになった上でそれを身にまとう。アクセサリーを外すのも忘れずに。サウナの中やマッサージの時、大変なメに遭います。

 ロッカールームには注意書が掲示されていて、「お風呂エリアに入る時は浴衣を脱ぐこと」「お風呂に浸かる前には必ず石鹸で身体を洗うこと」「マッサージやアカスリを予約している人は予約時間にJinsen風呂の中で待ってること。マッサージ師が番号を呼びます」とか書かれてる。今後はロッカー番号が私の身分証明になるらしい。

 ロッカーの先にお風呂エリアへの入り口があり、そこで小さなタオルを受取り、浴衣を脱いで入場。中は一見、日本のお風呂屋さん然としている。違いは、入ってる人のほとんどが地元オージーらしき白人であること。
 右手手前から朝鮮人参風呂、湯風呂、水風呂とあり、突き当たりに2種類のサウナ(ドライとウェット)がある。左手には洗い場が並んでいる。と、思いきや、入り口入って振り替えると、まだ奥にスペースがあり、韓国人のおばちゃんたちが裸体相手に大声でおしゃべりしながら仕事している。ここがアカスリ&マッサージ室、人体実験の現場らしい。

 指示通り、洗い場で朝鮮人参の香りがする石鹸で身体を洗い、さっそく朝鮮人参風呂に朝鮮してみる。色はちょっとグレイブラウンで濁ってて、うーん、確かに朝鮮人参の香り。温度はやたら低くて、ちょっと湯から上がると寒いくらいだった。たぶん、地元オージーは熱すぎるお風呂は苦手だから、低温に抑えているんじゃないだろうか。

 予約時間が迫っているので、サウナに入りたいのを我慢して低温の朝鮮人参風呂に首まで浸かって番号を呼ばれるのを待っていた。同じ時間に予約した友人は、ブラと短パン姿の逞しげなおばちゃんに威勢よく番号呼ばれて、手引っ張られて現場に連行されたのだが、私はちっとも呼ばれない。湯温を計りに来た係員とおぼしきおねえちゃんに「予約時間過ぎてるんですけど、どうなってるんでしょう?」と聞いたが、結局連行されたのは15分を過ぎてからだった。まあ、オーストラリアだから、そんなもんか。

 まずはアカスリから。ビニール製の赤いマッサージ台にスッポンポンのまま寝かされる。まるで実験台の上のモルモット状態である。おばちゃんはぬるめのお湯を全身にかけると、やおら緑色の特性手袋をはめて、足からゴシゴシ始めた。この手袋、ナイロン製のアカスリタオルに似ている。「はい、ひっくりかえって〜」「はい、今度は横になって〜」と4面から身体の隅々まで実に丁寧にゴシゴシしてくれた。さすがに顔はやらなかったけど。痛いんじゃないかと少し不安だったが、全然そんなことはなく、実に気持ちよかった。それにしても、すっごい量のアカ。唖然。

 アカスリが終ったところで「一度シャワー浴びてきてちょうだい」と言われる。例の実験台上に戻ると、今度はマッサージ。特殊なオイルのようなものを身体に塗ってから、全身をマッサージしてくれる。突然、顔にひんやりしたものを置かれたが、これが噂の美顔パックなんだろう。あとでレシピを聞いたら、ジョンソンベビーオイル+キュウリの微塵切り+はちみつ+ミルクだそうだ。

 私の担当のおばちゃんは小柄で細身なのだが、この人のどこにこんな力があるんだろうと、始終感心させられた。途中、おばちゃんは私の背中に膝から乗り上げ、やがて足裏で踏みつけ出したのには驚いた。一瞬「痛い!」と思うこともあったが(悲鳴を上げるほどではないが)、マッサージなんだからこんなもんなんだろう。
 最後は顔に塗っておいた美顔パックを取り、手で顔をパンパン叩かれた。意外と気持ちよかった。あっという間の45分間であった。

 その後、サウナに挑戦してみたり、朝鮮人参風呂でリラックスしたりして、ゆっくりしてたら入浴時間はトータルで2時間を超えていた。浴場を出たところに化粧室があって、ドライヤーからローションから全て用意されていた。

 感想を一言で言うと、「疲れた」。マッサージ受けるとけだるい感じになるから、悪いことではないのだろうが、「早く家帰って寝よ」という感じ。少なくとも、「十分リラックスしたから、遊びにいくぞ!」という気にはなれなかった。
 アカスリのおかげか、朝鮮人参風呂のおかげか、お肌の方は本当にツルツルになった。翌日お風呂で身体洗ったら、お腹なんかツヤツヤ光っちゃってる。美顔パックの効果のほどは定かでないけど。

 総合すると、お風呂そのものは時々通ってもいいし、アカスリもタマにやってもいいかもしれない。でもマッサージはどうかなあ。よほど疲労困憊してる時じゃないと、効果は分かり難いのかもしれない。お値段的には、現地感覚で言うなら、アカスリ+マッサージのフルコースで50ドルだったら納得がいくけど、75ドルは高いと思う。そのわりには地元オージーと見られる若い女性で賑わってたな。

【評価:オススメ度】

アカスリ:★★★★ ボディ&美顔マッサージ:★★ 浴場への入場のみ:★★★
 

(1998年6月16日 福島)


●リリアンフェルズ・ホテル内


●オブザーバトリー・ホテル内


●テリガル・ホテルデイイン・クラウンプラザ内




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