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UNIVERSITY OF NSW
Institution of Language




学校名 University of NSW/NSW大学付属語学学校
住所 Randwick Campus
22-32 King Street、Randwick NSW 2031

Kensington Campus
223 Anzac Parade、Kensington NSW 2033

学校のWEBページ



コースと費用 ゼネラル英語コースを中心としたコース 
費用と日程
2016年 Course Fees
・入学金 $250
・アカデミックコースは5 weeks $2500(=週$500)、ゼネラル、ビジネスは5週で2175(週$435)


※詳しくは学校のWEB上、各コース別の"date & fees"のタブを開いてご参照下さい。


備考
名門大学ニューサウスウェールズ大学付属の語学部門。
大規模、名門、細分化されたコース、大学のキャンパス、、、という魅力的な要素に恵まれている(詳細は本家NSW大学のHPを参照)。しかし、その前提として「オーストラリアの大学が経営している」という構造を理解すべきである。これには二点あります。

第一点は、90年代のハワード政権以降になってから大学の補助金が大幅に削減され各大学とも営業活動に走っており、それが好結果を生む場合もあれば、儲かればなんでもやるという良くない方向に流れている批判も強いこと。この傾向は、レイバー(労働党)政権になっても大きな変更はないように見受けられます。
現地の新聞で、こういう大学の実態について検証キャンペーンが継続的に掲載され、その内容について適宜翻訳して紹介しています。



第二点は、オーストラリアの大学の事務処理能力の拙劣さ、です。
以前、某大学で1000人以上の留学生が学籍登録されないまま1年以上放置されていたとすっぱ抜かれましたが、大学の事務のいい加減さは、こちらに留学された人だったら大なり小なり感じているでしょう。ビザ用の書類を紛失されたり、まったく無駄なコースを受講させられたり。「公立」というと「国公立大学」的な格の高さを連想しがちですが、それは同時に「お役所仕事」でもあります。英語でいえば red tape。
世界でここだけでしか学べない最先端技術を学ぶのだったらともかく、英語学校の場合、大事なのはアカデミックな水準ではなく、英語が不出来で、右も左もわからない生徒に対する温かいケアです。ホームステイについての決めこまやかなアフターケアです。

実際、最初の訪問以降、何度か見学に行きましたけど、アンフレンドリーなカウンター、見学を申し込んでも「上に許可申請を出さないとダメ」とか拒否されたり、かなりお役所でありました。
そういう意味で、僕は押しなべて大学系の語学学校については懐疑的であります。そのなかで、NSW大学はゴチゴチの権威主義のシドニー大学に比べれば、まだまだビジネスマインドも豊かで融通が利きそうですが、それでもこのレベルの顧客対応だったりします。

ただし、さすが大学付属だけあって、奥行きは深く、ゼネラル英語コースでも通常50週までなのだがここは80週!までである。そのくらいキッチリやれということなのでしょう。他に法律関係英語コース、医学英語コースなどプロフェッショナルなコースもあり、また大学進学の登竜門なだけに大学での勉強の入門コース、大学入学のための英語試験コースなど細かい。

学生も一般の英語学校にはあまり見かけない中国人やインド人がメインになり、大学進学でキャリアを獲得するという超シリアスな雰囲気になる。大学進学は、今やIELTS7点とか7.5点という超人的なレベルに引き上げられており、今時点でTOEIC900点レベルがないのであれば、普通の学校で半年から1年やってからこちらに移ってくることをオススメします。かつて他の語学学校に半年通われ、その後NSW大学付属に半年通われた三木さんの詳細な分析(111頁以降)が参考になると思います。

2013年追記
一般の民間学校が経済情勢をみつつ授業料を据え置いたり、値上げしたり景気に敏感で、かなり高いところでも430ドル前後であるのに対し、平然と値上げを繰り替えし490ドル(シドニー大学EAP)、470ドル(NSW大学EAP)にまで達している大学系の値付け感覚は、正直言って異常に思えます。一つは、これがいわゆるお役所感覚ですね。デフレ日本でも平然と公共料金だけは上がっているのと似ています。もう一つは、高くしても入ってくるお金持ち学生が多いということです。インド、中国の離陸によって裕福な階層が増えていると。もともと大学系は中国系やインド系学生のメッカでしたが、ますますその傾向は強まっていくでしょう。

 大学系の学校についてシリアスにアドバイスするとしたら、ダイレクトに日本から入学されるのであれば、日本を出る段階でIELTS7点くらい取っておいてください。あるいはTOEICで900点以上。それ以下でしたら、「英語に慣れ、基礎技能を固める」という段階ですので、自分にとって居心地にいい、自然とやる気になれる生産性の高い学校の方が遙かに効率がいいと思います。大学付属系は、かなり実力が固まってから、最後の調整段階(アカデミック英語に慣れ、大学の雰囲気になれる)部分に大きな意味があります。いわばもともとが超上級者向けなのだと。

 以前日本の看護婦さんが、永住権を取るためにこちらの大学に入られましたが、英語学校だけで2年通われました。それでも入ってから英語でかなり苦労されていましたので、何となく思う以上にこちらの大学の英語レベルは高いと思ってください。そして1年くらいでいけるかどうかはかなり未知数であり、だとしたら長期的に段階を踏んで学校を取り替えていく方が良いです。入門的な段階に相応しい学校、中級レベルに相応しい学校と、それぞれありますので。

 この値段に見合うだけのクオリティを引き出すためには、大学進学直前のかなり上級者であった方が良いのはシドニー大学付属と同じ。超上級者用のコースは多彩なのだけど、初中級は、正直言って相対的にコストパフォーマンスが悪いと思います。


語学学校の選び方

序章 カタログショッピング的学校選びの危うさ
  〜学校紹介データの読み解き方

(1) ロケーション    
(1-2) 学校と住居のコンビネーション
(2) 予算、授業料
(3) 学校の個性と居心地(規模、雰囲気)
(4) 目的やコース (IELTS、ケンブリッジ、ビジネスコース)
(5) 英語力別の学校の適性(初級・中級・上級)

(6) 上級編・本質編:何のために学校にいくのか?
  〜「結果を出す」留学のために




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