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2011.11.14



IH Sydney
インターナショナルハウス・シドニー


学校名 IH SydneyTTPC (Teachers Training & Professional Centre)
インターナショナルハウス・シドニー
住所 Level 1, 203 Clarence Street Sydney,
NSW 2000 Australia
Tel:+61-2-9279-0733 Fax:+61-2-9279-4544
Email:japan@ihsydney.com.au

WEB:http://www.training.ihsydney.com/( 別窓)が本家だが、実は英語コースに関しては日本語版http://ihsydney.jp/index.html( 別窓)もあります。

コースと費用 ゼネラル英語コース
・2012年は2010年からずっと据え置きで、入学金 $200、 授業料$360/週(12週まで)、13-24週で$350、25ー36週で$340、37週以上で$320(なぜか330ではない)
・但し、2011年からは月〜金ではなく、月〜木のセミインテンシブコースも新設される。この場合20ドル安くなって、340ドルから10ドル刻みに落ちてきます。
・毎週月曜入学可


英語教師養成については本家だけにコースも非常に豊富で、
英語教師養成コース  CertcificateW TESOL 8週k 3800ドル
英語教師養成コース  CertcificateW TESOL 4週 orパートタイム10週 2950ドル
英語教師ケンブリッジ検定 CELTA 4週 2950ドル
児童英語教師養成 (J-SHINE) 6weeks 2600ドル
児童英語教師養成 (J-SHINE・Japanese) 7weeks 2700ドル
 ユニバーサル・イングリッシュ・カレッジのJ-SHINEコースが10年8月末にIHに移転。日本人向けのJ-SHINE。専用ブログもあります。
児童英語教師養成 (ENGLISH FOR TEACHING YOUNGER LEARNERS) 4週 1700ドル
 というのもあり、オプションで実習2週(500ドル)もあります。

備考  最近出来たばかりの学校のようで、本質的には歴史の深い学校。その沿革を知らないとこの学校の理解はしにくい。

 もともとマンリーにワラタ(Waratha)というヨーロピアンに強いいい学校がありました。ACEの強力な好敵手でした。このワラタがIH(インターナショナルハウス)という世界チェーンに加入し、名称をIHに変え、いっときシティキャンパスもありました。
 その後、マンリーのワラタは某イギリス系の大手に売られ、さらにアメリカ資本のKAPLANに売られ、今はKAPLAN MANLYになってます。

 一方、ワラタの中枢メンバーだったジュリーさんが、その遺産を継承するように、オーストラリア人を対象にしたバリバリプロフェッショナルな英語教師学校をシティに作りました。完全オージーのローカル対象だっただけに、日本人の語学学校市場のカテゴリー外でしたので一般には全然知られてませんでした。それが、キャンパスを現在位置に移し、英語教師養成をノンネィティブまで広げ、さらにJ-SHINEにも広げ、同時に英語コースも始めた、、という経緯になります。同じようにACEも英語教師養成学校から始まっていますし、その意味でも好敵手なのですが、ACEも巨大化の果てにNAVITASに吸収されているという似たような経過を辿ってます。そのうち、ACEからもスピンアウトしてくる学校が出てくるかもしれません。

 なお、IHは世界組織ですが、学校そのものは完全に独立しており、子会社化しているわけではないです。ここは「本社の都合で潰される」という恐怖のパターンがあるので、ぶしつけに聞いてきました。

 IH Sydenyは、比較的新しい学校なので料金体系やコース体系もまだ模索中という感じなのですが、上記の経緯を見れば、その中枢エンジンは伝統を承継したハイレベルなものだと言えるでしょう。最近、J-SHINEを含め、ノンネィティブのためのTESOLコースがどこの学校でも盛んになってきていますが、これは韓国系に帰国後のキャリアアップとして人気があるためだと言われています。多くの学校が、マーケティングの結果としてこられのコースを取り入れているのに比べ、IHは原点が英語教師養成機関ですので、そのキャリアやスタッフに一日の長があると思われます。

 人数的には英語コースが100-150名程度でまだ少なくスケール的には不満が残るのですが、注目すべきは同数以上に英語教師養成系クラスがある点です。完全ネイティブ向けのCELTAという超ハイレベルのコースから、TESOL、そして児童英語教師養成という「英語の先生」コースが豊富にあるということは、学校中「先生の卵」だらけということです。先生の卵と生徒がほぼ同数以上という。それどころか校内人口の3分の1は英語ネイティブのオージー(CELTA受講生)であり、生徒平均の英語レベルはかなり高いということです。

 この環境が、夕方のフリースクールに関係してきます。正規の授業が終った後、彼ら先生の卵の練習台としての授業があり、そこに無料で参加できると。もちろん卵ですので、本職のプロほど教え方は上手くないだろうけど、煮詰りながら自習やってるよりは効率が良く、その気になれば朝から夜の8時までたっぷり英語漬けになれます。

 また、単に英語を勉強するだけではなく、将来英語に関わる仕事、特に教職関係を漠然とでも考えている人には良い環境と言えるでしょう。なにしろ児童英語からネィティブまで揃っていて、しかもそれこそが原点であるというこの学校は、同じような教職志望の友達に沢山会えるわけですし、その種の情報も多いでしょう。

   比較的中小規模の学校のわりには、3フロアを使っており、せせこまいしい感じはないです。また、ビルも古き良きダブルブリックのガッシリした天井の高い(3メートルくらいありそう)なビルで、どういう構造か、窓と採光が豊富で密閉感はないです。イメージが湧かないかもしれませんが、近代的でスタイリッシュなオフィスというよりは、古い図書館や美術館みたいなニュアンスです。教室の壁にガラス窓がこまめに配置され、中の様子がかなり素通しで見え、それが開放感にもつながっているように思います。

 スタッフ的に特筆すべきは、日本人カウンセラーの宏子さんがいます。宏子さんは、在豪17年の僕よりもさらに10年先輩で二人の娘さんを持つお母さんであり、J-SHINEの講師とカウンセラーをされています。優しい方なのですが、なんというか、今の日本が忘れかけている折り目正しさというか、良い意味での東京山の手のおっとりした感じがします。閑静な緑豊かな住宅街にある親戚の伯母様のところに習い事をしにいくような感じ、、って、言ってもわからんか。

 
   気になるお値段ですが、もともとクオリティが高いから教師陣の質を落とすわけにもいかず、したがって激安系になれもせず、そのアレンジにも自ずと限界があるのですが、「「本日のスペシャル」によると(2011年3月現在)、まずワーホリや観光など学生ビザ外の場合は入学金無料、週は340ドルに減額し、さらに5週で1週、10週で2週オマケがついてきます。だから10週申し込んで12週ゲットということで、週単価は283.3ドル。

 この種のスペシャル系は時期によって変動するだろうから、あまり固定的に考えず、「大体の感じ」で捉えておけばいいです。

2011年追記
 と書いているウチに、2010年末、Academies Australasiaという大きなところに経営権が譲渡されました。

 といっても佇まいそのものは何も変わらないし、世界規模のIHグループへの加入はそのままです。もともとがハイブリッドな学校なので、買収側もそのブランドイメージを傷つけたくないのでしょう。実際、宏子さんをはじめ個々のスタッフや教師陣は変化がありませんし、要は学校経営陣が変わり、その「マネジメントが変わる」ということです。

 新しい校長のTimさんにも会ってきましたが、従来の英語教師養成システムは大きな遺産として継承するが、これまでともすれば「〜もやってます」的なELICOS(教師養成ではない一般の英語学校部分)に特に力を入れていくということでした。例えばこれまで中上級以上の人は自然にTESOLなどの教師養成コースに行っており、それ以外の選択肢が乏しかったのですが、ケンブリッジやIELTSを付加しています。

 また、エージェントの関係か、韓国系の学生比率が非常に高かったのですが、これも他国へのプロモーションを積極的に進めることで、ここ数ヶ月でかなり是正されてきつつあります。それでも11年3月7日時点のELICOS部門で31%ほどが韓国系ですが、2か月前は47%、1か月前は34%であり順調に"ダイエット"に成功していると言ってもいいでしょう。同時に日本人比率は2-3%程度であり、シドニーでも有数に日本人の少ない学校とも言えます。3月7日時点で日本人は「その他」分類され、サウジアラビア以下だったりします(まあ、このくらい少数になると一人入学・卒業するだけで順位がコロコロ変わるので意味ないのだが)。韓国系31%の次はタイ(17%)、イタリア(12%)、ポーランド(9%)、以下コロンビア、ブラジル、チェコ、中国、ペルー、、、と続きます。

 Tim校長さんになってから、情報ディスクロージャーで毎月国籍比率など情報をメールしてくれるようになっており、新マネジメントの元でどのくらいELICOS部門が育っていくか注目しています。

2011年11月追記
 英語コースの生徒数も順調に伸び、国籍もかなりバラけているようです。10月末段階での日本人比率は10%になりました。「初めてのフタケタ達成!」と学校も喜んでいるくらいで、この間、一人しかいない時期もありました。ただ、J-Shine日本語版クラスが出来たので、そんなにアウェイ感があるというものでもないです。


語学学校の選び方

  序章 カタログショッピング的学校選びの危うさ
          〜学校紹介データの読み解き方

  (1) ロケーション    
  (1-2) 学校と住居のコンビネーション  
  (2) 予算、授業料
  (3) 学校の個性と居心地(規模、雰囲気)
  (4) 目的やコース (IELTS、ケンブリッジ、ビジネスコース)
  (5) 英語力別の学校の適性(初級・中級・上級)

  (6) 上級編・本質編:何のために学校にいくのか?
      〜「結果を出す」留学のために

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