マルタ料理編





    ココナツクッキー(マルタ料理)


    以前の大家さん、サムおじさんから教えてもらったクッキー。マルタ料理なのかどうかはよく分かりませんが、マルタ出身のサムおじさんの定番お菓子であったことは事実。これでもか!というほどココナツが入ってて、香ばしい。私はココナツ苦手だったのですが、このクッキーを戴いてるうちに好きになってしまいました。

    意外とお手軽に出来ます。ふつうのクッキーのように、シートを型抜きする必要はないので、型も不要ですし、オーブントースターでも焼けると思います。


      【材料】

      • ココナツ(Desiccated Coconut) 200g
        (お菓子材料売り場に置いてある、細かくしてある乾燥ココナツです)
      • 小麦粉(Self raising flour) 6オンス=168g
        (ベーキングパウダーが混じってる小麦粉のこと。ふつうの小麦粉 - Plain flourを使う場合には、ベーキングパウダーを加えてください)
      • バター(Fairy margarine) 6オンス=168g
        (ふつうのバターでもいいのですが、やわらかくなるのに時間がかかるので、やわらかいマーガリン - Fairy margarineを使うと、扱いやすいということです)
      • 砂糖 4オンス=112g
        (と、サムおじさんはいうけど、半量でも十分甘い)
      • 卵 2個
      • バニラエッセンス(好みで)
      • アーモンドやチョコレート(トッピング)




      【作り方】
      1. バターを室温でやわらかくしたものに、砂糖を加え、よく練ります。
      2. 卵を溶いて加えます。
      3. ふるっておいた小麦粉とココナツを加え、さっくり混ぜると粘土状になります。
      4. 好みでバニラエッセンスを加えます
      5. 粘土状のドウから適量手にとり、軽く丸めてつぶしたものを、オーブンの天板に並べます。
      6. 飾りのアーモンドを上に載せます。
      7. 天板ごとオーブンにほうり込み、こんがり焼きあがるのを待つばかり。




    大麦のトマトスープ(マルタ料理)


    これまた、サムおじさん秘伝のスープ。マルタ料理であるという保証はありません。大麦(Barley)といえば、「ビールの原料」くらいの認識しかなかった我々は、このスープで大麦のおいしさを発見しました。といっても、大麦の種類だけで数種類はあるそうですから、このスープに入れる大麦がビールの原料になりうるのかどうかは分かりません。

    食感からいって、玄米(ちょっと歯ごたえがあって噛むとクニャとつぶれる)を彷彿させるのですが、全然違うんだろうなあ。そういや、日本の昔の人は、粟(あわ)とか稗(ひえ)とかを主食にしていたといいますが、これらは麦の一種なのでしょうか? どうもこのテの穀物類はよく分からん。この世には知らないことが沢山あるものですね。

    大麦は「Pearl Barley」という名称のものを買えと教えられました。面倒なのは、大麦を一晩水に浸して戻すことくらいで、あとはふつうのトマトベースのスープの作り方とさして違いはありません。

    穀類だけあって、かなりボリュームがあるので、このスープを作る日はちょっとおかずを大めに作れば、ごはんを炊かなくてもいいくらいです。なんとなくヘルシーな気分になれます。

    なお、別のレシピとして、大麦を野菜(たまねぎ、にんじん、セロリ)と一緒に煮込み、大麦が柔らかくなったところで野菜類を取り出して大麦をつぶし、そこにホワイトソースを混ぜて食べるという方法もあるそうです(「Pearl Barley」の袋の裏に紹介してあった)。



      【材料】

      • 大麦 1カップ
      • トマト缶
      • 玉ねぎ 1個
      • にんじん 1個
      • セロリ 2〜3本
      • オリーブオイル 小匙1杯
      • 塩・胡椒




      【作り方】
      1. 大麦を一晩、2〜3カップの水に浸します。
      2. 野菜類を粗みじん切りにします。
      3. 鍋にオリーブオイルを熱し、野菜類を炒めます。
      4. 鍋に水4カップを加え、トマト缶と大麦を入れます。
      5. 沸騰したら、弱火にして野菜がやわらかくなるまで煮ます。
      6. 野菜と大麦がやわらかくなったら、塩・胡椒で味を整えます。




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