地元の”うまいもの情報” 〜参考サイト/文献
地元のものですので、当然英語オンリーです。しかし、シドニー現地の在住日本人の比率はわずか400人に一人か二人。1%もいません。日本人の数百倍の数で存在いる地元民の情報ですので、対象になっているレストランの数とレンジの広さは、ここを含めてどのシドニーの日本語情報とは比べ物になりません。
が、日本に比べたら、この種のガイドブックの出版点数が異様に少ないです。最近は下で紹介したようにかなり増えましたが、それでも日本の刊行物の豊富さに比べたら大したことないです。日本が出版大国と言われるのもわかります。
また、ネットの普及、さらにブログなど個人情報の普及によって、出版物よりもネットの方が豊富だと言えます。それだけに玉石混淆で、今度は多すぎてよく分からないという現象が生じます。
サイトの部
2011年現在で何をオススメするかというと、これ↓
ここ数年はこれしか見てないです。
Eatability/Sydney (別窓)
シドニーのレストランの口コミ掲示板。読んでみると、結構意見がビシバシ分かれていたりして面白いです。あまりにも意見が分かれすぎてて、何の役にも立たなかったりするくらい(^_^)。
しかしながら、取り上げているレストランの数の多さ、レビューの豊富さ、そしてレビューのレベルなどからして最も役に立つレストランガイドとして重宝しています。意見は、確かに恐ろしく分かれているのですが、それは当然だと思うのですよ。味なんか好みなんだし、お店だって人間なんだから常に100点満点取れるわけでもないだろうし、「絶対オススメ!」という人と「絶対行くな!」という人が同時存在してるのが、僕的にはもっとも信頼できるレビューです。あとは、それぞれの意見をどれだけ参考するかですが、それこそ自分の判断でしょう。最も「実態」に肉薄している貴重な一次資料だと思います。
ただし、2010年あたりからサイトをリニューアルして却って使いにくくなってます。WEBの技を多用しすぎて、重いわ、わかりにくいわという、ありがちなパターンですね。もともと軽いサーバーじゃないだけに、うんざりするときもあります。
他のインターネットのサイトですが、これはもう探せば無限に出てきます。キリがないので、よく見かけるサイトをあげておきます。
Urbanspoon New South Wales(
別窓)
ここは店舗数は多いです。ジャパレスだけでも417店もある。ただ、レビューの質がちょっと軽いというか、カジュアルなんですよね。FacebookやTwitterぽいノリがあります。それだけに、その店を紹介している個人ブログとリンクさせたりしているので、そこに飛ぶと写真が豊富に見られたりという奥行きはあります。いかにもネットらしいサイト。
your Restaurants(
別窓)
ユーザーレビューではない紹介サイト(ユーザーレビュー欄もあるけど)。量的にはやや不満が残るけど、写真やお店データーなどは割と豊富でプロの仕事って感じ。
それとですね、日本料理も含めてアジア系レストランに関するオージーの舌はかーなりいい加減だと思います。「わかってねえなあ」って感じ。甘ったるいだけのタイ料理屋や、マクドナルドみたいなヌードルキングにオージーが大挙して押しかけているのを見ててもわかると思いますが。
文献の部
以下、伝統的なアイテムでいえば、「安くて美味しい店ガイド」として親しまれてきたCheap Eats(愛称チーピーズ)がバブルと共に進化して、必ずしも「安くて」という部分にこだわらず、Sydney Eatsになりっています。が、内容的にはそんなに昔と変わりません。
巻末の店の名前のアルファベット順インデックス、サバーブ別インデックス、各国料理別インデックスがスグレモノです。「シドニーにはこんなに各国料理があるのか」と絶句するでしょう。トランシルバニア料理、台湾仏教徒用精進料理(ベジタリアン)、現代ラオス料理(モダン・ラオシアン)、クレオール料理とかね。
内容的には、「うーん、そうかあ?」「なぜこの店が?」と思う部分も多々あり、あくまで参考程度に留めておきましょう。英語はこなれており、教科書英語しか知らないとちょっとしんどいかも。練習になります(^^*)。
SMH(Sydney Morning Heraldという新聞社)が出している
Sydney Good Food Guideがこの種のガイドブックで最も権威があるのでしょうが、僕にはどうにもこの本はスノッブに思えます。内装やインテリアがカッコよかったり、有名人の間で人気だったら、もういい点をあげちゃうとかいう傾向がなきにしもあらず、というか。それに比べれば、軟弱になったとはいえ、まだしもチーピーズの方が役に立つような気がします。
とかなんとか書いているうちに時代は進み、どんどん分化していってます。Cheap Eats 改めSydney Eatsは、今は
Everyday Eatsと名前を変えているようです。Good Food Guideはそのままですが、さらにGood Cafe Guide、Good Pub Food Guideがあったり。また紛らわしいのですが、メルボルンではAGE社(メルボルンの新聞)のThe Age Good Food Guideがあったり、The Age Good Food Shopping Guideなんてのもあります。
もう、なにがなんだか、、
一方、NHK第二放送みたいなSBS放送からもフードガイド本が刊行されています。
SBSは、オーストラリアではマルチカルチャルチャンネルと位置付けられ、さまざまなカルチャーの放送がなされています。各国のニュースをそのまま流したり(日本のニュースセンター9時も流れる)、各国の映画や番組をバンバン流してます。
それだけにスタッフもマルチカルチャルで、あらゆる民族が揃ってたりします。このリソースを利用して、イタリア系の人にイタリア料理の美味しい店を推薦してもらったり、ハンガリー系の人に、、、という具合に、各国のレストランが「第二放送技術部の○○さんによると」という実名入りで紹介されています。アイデアが面白いです。また、レストランだけではなく、各国の食材を購入する店もまた併せて紹介されており、単なる美味い店ガイドでは留まらないディープさを出しています。
内容的には、「えー、そうかあ?」って思う部分はやっぱりあるのですが(これはもうしょうがないよね)、ただ誰がどんな感じで利用してるかまで書いてあったりするので、読み物として読んでても面白いです。日本料理は日本人以外の推薦が多く(そんなに日本人スタッフが沢山いるわけないし)、オージーが具体的にどういう日本料理をどう楽しんでいるのか分かって、それも面白い。
しかし、この本だけは他のガイド本と一線を画すところがあります。それは、評論家やジャーナリストの本ではないということです。SBSというマルチカルチャルな人材スタッフがベースにあり、「ベトナム料理のことはベトナム人に聞け」的な作りをしているので、ディープなんですよね。
なお、SBSも新たに「Foodies' Guide 2011: Sydney」なんてのを出しているようですね。