| Q: シドニーで一ヶ月ほど滞在したいのですが、ギリギリ切り詰めれば(航空券代は別として)、幾らくらいでいけますか?10万円以下におさめることは可能でしょうか?もちろん、知人の援助などは一切ないものとして。
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本論に入る前にもう一点だけ。「海外は安い」というのは「神話」です。 理由は4つ。ひとつ、これだけ円安になったら、もうそんなに安くないということ。ここ10年以上のオーストラリアドルのレートですが、一番お得なときで1ドル59円まで下がってたこともあれば、1ドル100円前後まで上がったときもあります。直近数年は1ドル80円台で推移しています。60円台をリアルタイムに知っていた身としていえば、結構高いです。日本も昔は超円高時代があり、その頃は海外旅行もグッと安くなっていたわけですし、その頃に「海外は安い」という認識が広まり、それが未だに尾を引いているのだと思いますが、実際にはそれほどのこともないです。なお、もっとタイムスパンを広げてみれば、オーストラリアドル1ドル280円とか440円だった時代も昔にはあったそうですから(米ドルだった昔はドル360円時代があった)、それに比べればまだまだ円高ではあります。しかし、いっときのような「強い円」って感じではないです。 ふたつ、日本はデフレ状態だからピンとこないでしょうが、こっちでは低いけれどもインフレは着実に進行してるからこのギャップはさらに広がります。特に、オーストラリアは10年以上好景気が続き、バブル経済になってますので、ガンガンなんでも上がってます。また2005年以降の原油価格の高騰で徐々にきいてくるでしょう。公共交通機関や郵便料金の値上げもスゴイもので、一体リアルタイムに幾らなのかうっかりしてるとわからなくなります。現地のオーストラリア人にしてみれば、同じように給料もあがっているわけで、今や、オーストラリア人は日本人よりも金持ちです。 三つ目。オーストラリアの中ではシドニーは物価が高いといわれています。特に不動産価格が周辺地域の倍ほどします。だから宿も高くなる傾向にあります。これは東京の物価と地方の物価と同じ感覚で、ちょっと考えたらお分かりでしょうが。ただし、高いのは不動産価格であって、ガソリンなんかはシドニーが一番安いでしょうし、その他の食料品なんかもシドニーの方が安かったりします。逆に地方の方が流通コストがかかって高くなる場合もあるでしょう。その不動産についても、今ではシドニーが沈静化、値下がり傾向にあり、その他のエリアの方が伸びている傾向にあります。 四つ目。それでもこちらは生活費が安いですし、トータルして考えればオーストラリアで暮らすほうが安い。しかし、このメリットは旅行者にはあまり与えられないです。つまり、安くなる原因としては、冠婚葬祭費がない、つきあい酒の習慣がない、車検が26ドル、不動産仲介手数料が15ドル、健康保険料、被服費にそれほど見栄を張る必要がない、中古物品の流通市場が充実している、シェアという慣行がある、、、などなどそこらへんがポイントで、旅行してるだけならこれらの恩典はないです。その他、安くて質のいい店(やり方=バーゲン狙いなど)を知ってるという現地情報の精通度合でも積もればかなり違ってきます。 |