告知板

　僕の個人的感想ですが、カウンセリング等ついて、「す〜ごく精神がヤバくなった人」「めっちゃくちゃ悩んでいる人」が受けるもの、などという旧石器時代みたいなカンチガイしている人がおられたら、それはちょっと勿体無い気がします。自分では何の問題もないって思ってる人が受けるのが、本当は一番効果があるように思いますね。詳しくはEssay 655：カウンセリングのススメ参照。

　キネシオロジーといっても馴染みが無いと思いますが、ストレスや感情の解放し、心身のバランスを整える手法です。
　過去の不快な体験が、トラウマなど心にシコリを残してしまうことはよく知られているでしょう。さらに、その心のシコリがその人の物の見方や考え方を一定の方向に規定したり、身体の特定の動作に結びついてしまうことがあります。例えば、子供の頃に犬に噛まれたとします。イヤな体験です。そのイヤな体験が、トラウマとなり、その後、犬を見るだけで恐怖感を抱いたり、思わず後ずさりするとか、筋肉がこわばる（緊張する、身構える）などの身体の動作と結びついたりします。そして、往々にして、本人は既に子供の頃の体験をすっかり忘れていたりします。そうなると、なんだか知らないけど犬を見ると恐い、身体が強張るという結果だけが残ります。そこで身体と筋肉反射で対話しながら、逆に心のシコリを遡って、ストレスや感情の解放を果たそうというものです。言葉を使った対話もやりますが、言葉で語られる時点で意識／脳にフィルターがかかってしまう可能性もあるのですが、身体に残されたものはより正直に反応します。この「身体と対話する」という点が、キネシオロジーのミソです。

　さらに「門前の小僧」の僕がカミさんから聞きかじりの知識で、タッチフォーヘルスと３in１とパーソノロジーの差異をいえば、タッチフォーが基礎になるそうです。もともとはカイロプラクティックや整体の技法から出てきたらしく、家庭でも安心して日々の体調を整えられる（筋肉と経絡の流れを良くする）というものです。確かに「14筋体操」を教えてもらってやってるのですが、調子いいです。大体は三日坊主の僕が３ヶ月続いてます。楽なんですよね、1-2分で済むから。でもって、日頃使わないような筋肉を満遍なくほぐすので、確かになんかの流れが良くなったような気はします。背中辺りの筋肉がゴリッと動いて気持いい。まあ良くなった「気がする」だけで、厳密な因果関係の立証はできませんけど、３ヶ月もそうだったら一過性の偶然とも言いにくいような。ま、そこは好きずき。

　タッチフォーでも「なんでそうなるの？」という理論や分析はするのですが、それをよりディープに掘り下げていくのが3 in １です。知的な広がりと面白さでは抜群らしいのですが、それだけに密度が濃厚。まずはタッチフォーからというのがオススメらしいです。

　パーソノロジーは、人相学のようなものですが、アメリカ発祥だけに超合理的で、統計学の権化のようなところが出発点です。しかし、単にこういう顔形の特徴のある人はこういう性格・行動特性をもつ場合が多いという統計的なことだけではないです（だったら本を一冊買えば済む）。本来がＡの人が、周囲のめぐり合わせとか思い込みなど種々の事情でＢ的行動を取り、本人もそれが自分の持ち味だと思い込んでることがあります。つまり知らない間に「ガラにもないことやっている」というミスマッチ。それがあちこちに問題になって生じてくるという。それらを考えて、発見していく。

　世の中いろんな技法があるもので、僕もカミさんから色々アドバイス貰ってます。筋反射と年齢遡行とかもやってもらって、例えば、僕の場合、偏頭痛とか腰痛とか歯痛とか常にどっかしら微妙に不調だったりするのですが、「それは何故か？」という切り口から、どうも子供の頃に「この世界はそんなに甘いもんじゃない」「常になにかトラブってるのがリアル」という”信念”みたいな思い込みが出来てて、それが体調でも仕事でもなんでも、常にどっかに一つくらい不調があるくらいでないと落ち着かないみたいな感じになっていって、無意識的に治癒や解決を遅らせようとしたり、痛みや不安を拡大して感じるようになってないか？とか。確かに。100％快晴〜！が続くと、ちょっと不安かも。あと、腰痛については別途やってもらって、右の上顎の噛み合わせが悪くて、それが頚椎一番に微妙に負担をかけ、回りまわって腰に来ているのでは？ってことで、15秒くらいでできる解消体操も教えてもらいました。ポキ〜ンといい音がして「あ、はいった」と。

　全然体系的に説明できてないのですが、門前の小僧的にはこんな感じに思います。レイキもそうですが、全然オカルティックじゃないので、そういうのを期待している人は肩透かし食らうでしょうが、ベースにあるのは当たり前のことを当たり前にやれば、自然と健康になるよ、たいていの場合はわざわざヘンなことやってんだよってことだと思います。それを系統だって一つ一つ見ていきましょうと。だもんで、「ミラクルパワーでどっか〜ん！」という感じじゃないです。

　ちなみに英語版のレイキには、こっちの現役の弁護士さんとか、マネージャー、医療関係者とかの受講が多いらしいです。知的好奇心をくすぐる部分もあろうけど、現実に結果出してなんぼというリアルな世界に生きているからでしょう。能書きや権威とかどうでもよくて、要は効果がある／ないという実践性にフォーカスするからだと思います。僕ももと弁護士だったからその感覚は分かります。「理屈」「能書き」「世評」って一種の宗教ですもんね。現実に物事動かすには別の現実をぶつけてやるしかない。理屈や権威だけではやっぱダメ。「使えそう」だったら何でもやってみる、それが藁かもしれなくても一応は掴んでみるという積極性がないと。