
網羅すべき項目は、まずPERSONAL DETAILS, WORK HISTORY(職歴), EDUCATION(学歴)。
オーストラリアは日本ほど学歴社会ではないし、そもそも日本の大学名を言われても現地の人には分かりませんから、それよりも「これまでどんなことを勉強して、どんなことを身につけてきたか」を表現することが重要です。
まず、PERSONAL DETAILSですが、ここには通常、名前と住所、電話番号くらい書けば十分です。生年月日や年齢、性別、国籍による採用上の差別は法律で禁じられているので、書く必要はありません。しかし、日系企業の場合には、やっぱり聞かなきゃ気が済まないのか、制度上問題があるのか、書いてないと必ず聞いてきますので、だったら最初から書いておいてあげた方が親切というものでしょう。
また、意外と盲点なのが保持しているビザ。ビザの種類によって雇用者は対応を考えねばなりませんから、書いた方が親切。もっと言うなら、永住ビザを持っている人は書けばアドバンテージになりますし、逆に観光ビザや学生ビザの人は書かないでおくのも、ひとつのテクニックです。(とりあえず面接に持込んで、いい印象を与えてからビザのことを相談する。)
整理すると、PERSONAL DETAILSで書くべきことは:
NAME/ADDRESS/PHONE&FAX/DATE OF BIRTH/SEX/NATIONALITY/VISA STATUS ぐらいでしょう。
履歴書は長けりゃいいってもんではありませんが、仕事経験があまりない方、あるいは応募する仕事内容とこれまでの職歴が直接関係ない場合には、アルバイト経験でアピールするのも一つの方法です。 CASUAL WORK という項目を作って、どんな内容の仕事をしていたかを簡潔に説明しておきましょう。
ついでに、自分が持っている技術(SKILLS)、資格(QUALIFICATION)を箇条書きしておくのも、いい方法です。専門技術的なことは勿論、他にも「日本語文章力」とか「コミュニケーション能力」とか「オーガニゼーション能力」とか、特に資格はなくとも自信あることってあるでしょう。ここは欧米系の社会ですから、多少大袈裟なくらいで丁度よいのです。そして、スキルの項目には普段使っているコンピューターソフト名やタイピング速度を記入するのをお忘れなく。
その他、書かなくてもいいことですが、ボランティア活動や地域活動などに取り組んだ経験がああって、それが自分自身のアピールにつながると思うならば、COMMUNITY ACTIVITIES といった項目を作って、活動期間、活動内容など書くとよいでしょう。
ただ、希望職種や職歴と全く関係のないこと(事務職に応募しているのにヤマハのピアノ検定○級とか、高校時代バレー部のキャプテンだったとか)を書くと、「勘違いしてる人」と取られてしまうかもしれませんので、ご用心。日本のように体育会系で頑張っていた根性や体力とか、仕事とは関係なく極めている趣味などは評価してくれる土壌はないようです。趣味やら家族構成やら彼氏との関係まで聞かれる日本の採用シーンと比べると、かなりクールな感じはします。オフィスの中で個人的に仲良くなることはあっても、少なくとも会社としては、「あなたのプライベートには関心ないです」といった感じです。
また、日系企業の場合、英文の履歴書の他に日本語の履歴書の提出を求められる場合があります。この場合には、「いわゆる日本の履歴書の常識」に沿って作成すればよいと思われます。(記載項目が英文と異なっても構わない。)
| 《参考》 →英文履歴書と、挨拶文のサンプル
|
|
オーストラリア移住について INDEX
第一の関門:VISA
ビザの原理原則/技術独立移住永住権/頻繁に変わるビザ規定/専門業者さん/その他の永住権/永住権以外の労働できるビザ
第二の関門:生計
ビザ用のスキルと生計用のスキル/「日本人」というスキル/世界のオキテ/オーストラリア仕事探しサイト内リンク
戦略と戦術(その1)
フォーマット設定/欲望のディレクトリ〜永住権だけが全てではない、手段と目的を明瞭に意識すべし
戦略と戦術(その2) よくある基本パターンと組み合わせ
永住権優先でいくか、ステップアップ方式でいくか/「はじめの一歩」をどうするか/利益衡量/ストレート永住権の場合の具体的戦略/ステップアップ方式の場合の具体的戦略〜意外と使えるワーホリビザ/ダメだった場合〜あなたにとっての「成功」とは何か?/先のことは分からない/
|
今週の一枚ESSAYより |